5月20日、関西学生ハンドボール部春季リーグ最終戦が関西福祉科学大学体育館(大阪府)にて行われた。相手は福科大。後半、拮抗した状態となり、最後まで結果がわからない白熱した試合となったが、同志社が粘りを見せ、春リーグを白星で収めた。
笑顔を見せる選手ら
「みんなで勝ちに行く」(佐藤・スポ4)。立ち上がりに成功し、流れを掴んだ同志社。点の取り合いが続いたが、徐々に点差を広げた。前半19分、今谷(スポ2)のシュートを起点に、8分間相手得点を許すことなく、点を量産。一時は7点差まで広げた。しかし相手シュートで連続得点を止められると、そのまま立て続けに畳み掛けられ、3点連取され、前半終了。4点差で後半を迎えた。
シュートを放つ山道
後半開始40秒、先制点を掘(スポ3)が奪い、2連続得点を挙げた。しかし後半2分、相手が8点目のシュートを決めると、福科大ベンチの盛り上がりが白熱。そのまま勢いに圧倒され、試合は完全に相手ペースに。キーパー宇都宮(スポ4)の好セーブも見られたが、一気に6連続得点を奪われ同点に追いつかれた。山道(スポ2)のシュートで逆転は防いだものの、厳しい展開に。後半23分時点で18-18と拮抗した展開に。「もう一度集中して勝ちに行こう」。タイムアウトで全体を鼓舞した。タイムアウト直後、山道のシュートで勝ち越すも、後半25分に得点を許し再び同点に。同志社オフェンス総出で得点を狙うも相手の好セーブに阻まれ、なかなか得点に繋げることができない。拮抗を破ったのは主将・佐藤。28分にシュートに成功し、再び1点差に。逃げ切れると思われたが、試合残り9秒を残し相手ボールに。福科大のタイムアウトの笛が鳴り響き、会場は緊迫した状態となった。しかし、最後は同志社のディフェンスが粘り勝ち。20対19で同志社の勝利となった。
試合後の選手ら
「インカレを決め切ることが目標」(佐藤)。春リーグを4位で終えた佐藤組。リーグ戦を通して出た課題を修正し、インカレ出場をつかみ取るべく、西カレへと挑む。(柴田菜々子)