9月23日、田辺中央体育館(京都府)にて、大体大戦が行われた。秋季リーグ戦も後半に差し掛かり、全日本に向け再加速を図る同志社。全日本インカレ9連覇を誇る格上相手に対し、宇都宮(スポ4)は「自分たちらしいプレーを表現し続ける」と意気込み今日の試合に臨んだ。果敢に攻める姿勢を見せるも実力及ばず23-45で敗北を喫した。
開始30秒、堀が先制点をあげるも、大体大の反撃が同志社を襲う。前半6分地点には、7得点を奪われ、追いかける展開に。さらに自陣の退場が続き、劣勢となった。体格差の大きい相手が前に立ちはだかり、なかなかシュートを打つことができない。前半19分には、1年生から活躍を遂げる葛谷(スポ1)を軸に川野へと繋ぎポストシュート。同志社も必死に食らいつき、俊敏なパス回しで得点を重ねるも点差を大きく放され11-25で前半を終える。
「どんな局面におかれてもシュートを決めてくる」(南川)。後半戦も相手の圧巻の勢いと技術に圧倒されながらも、南川のパスカットを攻撃の起点に堀へパスを繋ぎ、角度のあるサイドシュートを決めた。更に、1度外したシュートを山道がフォローしリバウンドシュート。1つ1つの丁寧なプレーが功を奏し少しずつ同志社らしいプレーを演出。点差は縮まることなく敗北を喫したが、日本一の相手から25点を奪いホイッスルが鳴った。
「メンバーチェンジを多くする中で、誰が出ても粘り強いプレーができた」(南川)。層の厚さを誇る同志社らしいプレー展開を繰り広げ、収穫点が見られた。技術は及ばなかったが、チーム内で、ベンチから大きな声援が飛び交い、組織力を高める佐藤組。全日本の舞台でも活躍するに違いない。(撮影・小野里律子、文責・長瀬来瞳)
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