5月18日、2024年度関西学生ハンドボール春季リーグ戦が京都産業大学(京都府)で行われた。相手は近畿大学。春季リーグ戦最終戦を笑顔で締めくくるべく、全力で挑んだ。前半はリードを守り11ー17で折り返すも、後半は終始追いかけられる展開となった。しかし最後まで諦めず粘り切り29ー28と僅差で春季リーグ戦を白星を飾った。
前半8分、矢田(スポ1)が速攻を決めチームを勢いづける。前半序盤は点をとってとられる試合展開となった。パスカットやこぼれ落ちたボールをすかさず奪い取り相手にボールを持たせないよう食らいつく姿勢をみせた同志社。前半18分に相手にペナルティシュートを与えるもキーパー榎本(スポ3)の好セーブにより追加点を許さない。さらに前半19分にはエース堀(スポ1)が葛谷(スポ2)から受け取ったパスから相手の隙をつき、リバウンドシュートを挙げた。17ー11で点差をつけ前半を折り返す。
迎えた後半。後半30秒、先制点を挙げ上々の立ち上がりをみせる。しかし、相手も黙ってはいない。後半1分に点を許すと連続4得点を献上。この連続得点を機に相手の反撃が同志社を襲う。山道(スポ3)がサイドシュートを決め必死に食らいつく。しかし焦りを感じた同志社は攻撃の糸口を掴むもなかなか1点がでない。ポストにあたるなどミスが多発。「いつも終盤に相手のペースに飲まれてしまう」(堀スポ1)。大きく開いた点差が後半27分には28ー28と同点に。1秒1秒を大切に、オフェンスに集中し丁寧にパス回しをし、最後は篠原(スポ2)がロングシュートを放ち29ー28で試合終了。
春季リーグ戦最終戦を白星で飾ったもののリーグ順位は6位に。「得失点差の関係で今試合で5点差をつければ4位という好成績で終えられた」(堀)。結果的には悔しい結果とはなったが今リーグ戦での収穫はたくさんあった。次戦は8月に行われる西インカレ。残りの期間で課題修正をし、更なるレベルアップを図る。(小野里律子)