
関西学生ハンドボール春季リーグ
4月13日、関西学生ハンドボール春季リーグが関西大学(大阪府)にて行われた。開幕戦は因縁の相手である関学大。「初戦は絶対に勝たなければいけない」(榎本)。互いに一歩も譲らない互角の戦いの末、24-23で接戦を制し、幸先の良いスタートを切った。春季リーグ3位を目標に掲げ、オフシーズンでさらなる磨きをかけたハンドボール部女子。

拮抗した試合が続く中、先制点を奪ったのは同志社。前半6分、篠原(スポ3)が速攻を決め、待望の先制点を挙げた。続く7分に矢田(スポ2)がサイドシュートを放ち、連続得点を重ねリードを守る。その後1点を許すも、同志社の猛攻で相手を突き放す。華麗なパス回しで着実にシュートを決める。12分、今谷(スポ4)が相手の隙を突き速攻を放つ。主将の榎本の好セーブが光るなど果敢に攻め続け、圧倒的な強さを見せつけた同志社。前半を15-11で折り返した。

迎えた後半開始早々、先制点を奪われる。しかし、同志社も黙ってはいない。後半1分に矢田がロングシュートを決め、チームに大きな勢いをもたらす。流れを掴んだ同志社は連続得点を奪取。「速攻で点を取ることを意識して、勝つ気持ちが強かった」(榎本)。走り負けしないスピード感のあるプレーで相手を圧倒し速攻へと持ち運ぶ。しかし、9分にディフェンスでの反則を許し1人が退場。コードプレイヤーが減り、相手にチャンスを与えてしまった。失点するも、気を緩めず巻き返しを図る。その後は拮抗した試合が続いた。

13分、パスを受け取った有本(スポ1)が相手のフィジカルに負けずネットを揺らす。さらにペナルティシュートを獲得し得点を重ねていった。相手も負けじと食らいつくも、最後まで堅いディフェンスで24-23で勝利を飾った。
春季リーグ初戦で白星を掴み、いいスタートを切った同志社。「課題を克服しながら試合の内容にもこだわっていきたい」(榎本)。目標である関西リーグ3位を達成すべく、次戦でも連勝を飾れ。(撮影・文責 小野里律子)