関西学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦
9月9日、関西学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦が京都産業大学総合体育館(京都府)にて行われた。相手は西日本インカレの覇者・大体大。強豪相手に先制点を奪い、上々の立ち上がりを見せたかのように思われたが、瞬く間に大体大ペースの試合展開に。負けじと応戦したものの大きく開いた点差を埋めることができず27対37で敗北を喫した。
相手の先制シュートを大森がセーブすると、そのまま先制点を新垣が奪った。立て続けに大森の好セーブが光り同志社サイドが湧き上がったのも束の間、相手のペナルティーシュートで同点に並ばれる。2点目を市場(商・3)が奪うも、その後同志社のシュートミスが続いた。その間も着実に得点を重ねる大体大に5連続得点を許し、一気に点差を広げられタイムアウトを要請。「相手に守られてるイメージがそこまでなかったから、もっと自信を持っていこうと話した」(新垣)。なんとか巻き返したい同志社だが、相手の速攻に対応しきれない焦りからミスが続き、なかなか得点につながらない。後半17分、大森のセーブから主導権を握り3連続得点を奪い返すが、ゲームの流れは依然として相手ペースで進んだ。リードを許したまま前半が終了。7点差で試合を折り返した。
迎えた後半。市場が先制点を奪った後、点の取り合いが続いた。途中、肥後(経4)の14得点目を挟んだものの相手の猛攻により8点を立て続けで奪われ、14点差が開いた。しかし後半21分、梅村(商・3)の得点を起点に5連続得点を重ね、少しずつ差を縮める。27分には相手のイエローにより同志社に有利な展開に。しかし大きく開いた差を縮めるには時間が足りず、試合終了の笛が鳴り響き27対37で敗北を喫した。
「自分たちの足が止まってしまい、相手の思うようなプレーにされてしまった」(新垣)。個々の活躍は見られたものの、チームとしての実力は強豪相手に及ばず無念の敗北を喫した同志社。次戦に待ち構えるのは春リーグ2点差で惜敗となった大経大。「泥臭く全員で勝ちに行く気持ちをもう1度改めて持ち直す」(新垣)。より勝ち点を多く取らなければ、インカレへの道筋は開かれない。残された試合を着実に勝ちへと繋ぎ、インカレへの切符を手にする。(柴田菜々子)