居合道部
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【居合道部】西日本で好成績残し、全国決めた

第35回西日本学生居合道選手権大会

 10月20日、京都大学総合体育館で第35回西日本学生居合道選手権大会が行われた。二回生の部では木村(社2)が準優勝。選手権の部では儘田(心理3)が3位に入賞、安田(文3)が優秀選手賞を受賞するなどの功績を収め、2人が12月に行われる全日本学生居合道大会への出場権を獲得した。


 一回生の部・集団演技には、10名の剣士が出場し、1年生ながらも迫力のある剣さばきで見事な演武を披露。篠原(同女1)が優秀演武賞、小林(商1)が敢闘賞を受賞した。

集中した表情を見せる木村

 二回生の部では、木村(社2)と和家(理工2)が準決勝まで進み、同門対決に臨んだ。場内の緊張感が高まる中、安定した姿勢で技を披露する。「大会自体に緊迫感があったが、普段通りにすれば負けない、という精神で臨んだ」(木村)。一糸乱れぬ太刀筋で木村が3-0で勝利し、決勝戦に駒を進めた。決勝戦の相手は強豪・京大の山本彩奈剣士だ。気を引き締め、物怖じすることなく挑むも、結果は1-2と、惜しくも王者の座には届かなかった。優勝を目標に掲げていた木村は、「対戦相手によって緊張の仕方が変わってしまうことが反省点だ。武道家としての姿勢も忘れることなく、全日本では団体戦優勝を目指したい」と、悔しさをにじませつつも、新たな決意を語った。

演武を披露する安田

 3、4年生が出場した選手権の部では、14名の剣士が戦いの舞台に上がった。厳かな雰囲気でありながらも、熾烈(しれつ)な戦いが繰り広げられる。しかし、他大学の気迫に打ち勝つことができず、敗戦が続いた。そんな中、準々決勝までたどり着いた安田と儘田。安田は悔しくも敗れ、ベスト8にとどまる。一方、儘田は洗練された正確な演武を披露し勝利をつかむと、準決勝に進んだ。今大会の目標について、「優勝することで他の剣士より大きなアドバンテージを作り、全日本で圧倒的な活躍を見せることだ」と語った儘田。3本の指定技を確実に決め切り、自由技でも繊細な動きを見せつける。しかし結果は伴わず、1-2で敗北を喫し、決勝戦への切符を逃してしまった。「試合中は勝ったと思ったが、後で見返すと余計なことをしていた部分が多かった。刀礼と足幅の拡大、細やかな形の修正が課題だ。先生方や監督の講評を真摯(しんし)に受け止めたい」と振り返った。

3位入賞を果たした儘田

 次に控えるのは全日本学生居合道大会。全国の大舞台であり、東の敵との戦いも待ち受ける。残りの期間で調整を重ね、団体戦、個人戦ともに全国制覇を果たすべく、心技体に磨きをかけろ。(文責・髙橋舞衣、撮影・小野理紗)

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