第70回関西学生アイスホッケーリーグ上位戦
10月28日に尼崎スポーツの森(兵庫県)で第70回関西学生アイスホッケーリーグ上位戦が行われた。今リーグ2回目の対戦となる関大との対決。5-2で敗北を喫し、リーグ戦を3位で終えた。
第1ピリオドが開始すると、両者譲らぬ激しい猛攻が続いた。強豪関大相手に主導権を握らせ続けることなくシュートを試みる。しかし開始2分に相手に隙をつかれ、左側からパックを押し込まれた。先制点を奪われ、同点に追いつきたい同志社。相手に主導権を握られたが、同15分に加藤和(法2)が相手パスをカット。跳ね返されたパックを村上(スポ4)が奪いパックを敵陣へ持ち込んだ。勢いに乗った同志社は相手がペナルティーにより数的優位な状況になると、吉山のアシストにより村上が相手を交わして正面からロングシュート。同点に追いつき、会場を歓喜の渦に巻き込んだ。第1ピリオド終了まで両者追加点を挙げることなく、1ー1で第2ピリオドへ。
第2ピリオド開始1分に相手がペナルティーで退場すると、同2分に続けて相手がペナルティー。数的有利による好機を得るも、シュートを決めきれない。同5分に再び相手がペナルティーにより退場すると、加藤和が相手のパスをカットし、野呂(法4)がパックを持ち敵陣に攻め込む。相手キーパーとの一対一となるが、ネットに入らず追加点を挙げられない。同9分に相手にパックを奪われ、ディフェンスがいない状態で、左前からシュートを入れられた。相手から主導権を奪うことができず、残り2分に加藤雄(法4)が一度押し返すも、跳ね返ったパックを押し込まれ追加点。2ー3で第2ピリオドを終了した。
続く第3ピリオドでは、開始2分で相手がペナルティーで退場すると、同志社がリードを握った。同6分にパックを持った近藤がゴールキーパーの隙を狙う。見事パックが間をする抜け、追加点を献上。その後相手のペナルティーが続き、シュートを幾度となく試みる。しかし好機を活かせず、残り3分に相手に左後ろからパックを押し込まれ2-5で敗北を喫した。
「もやもやした試合だった。」(野呂)と試合を振り返って悔しさを滲ませた。上位戦を終え、3位でインカレの舞台へ駒を進めた同志社。秋リーグを終え「あまり納得のいく秋リーグではなかった。」(近藤)と述べた。昨年2位を下回る成績となってしまった今リーグ戦。しかし、彼らの戦いはまだ終わっていない。12月には全国の強豪が集結するインカレがあり、同志社はインカレへの切符を獲得。インカレのトーナメントが決定し、ベスト4を狙うべく、新たな挑戦が始まったばかりだ。「決定力含め総力を上げて最後のインカレを締めくくれたらいいなと思います」(野呂)と主将を筆頭にチームの指揮を高める。さらなる高みを目指して、強敵に迎え討て。(文責・白川愛梨、撮影・岡本和香)