アイスホッケー部
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【アイスホッケー部】立命大倒し、関西決勝へ

6月23日にたかつきアイスアリーナ(大阪府)で第71回関西学生氷上競技選手権大会が行われた。立命大と対戦した同志社は4-2で勝利。同26日に行われる決勝戦へと駒を進めた。

喜びを爆発させる選手たち

第1ピリオド開始早々から、一進一退の攻防を繰り広げる。最初にチャンスを作ったのは立命大。同4分、パックを受けた相手選手が中央からシュートを放つ。だが、GK加藤雄(法3)が片手で見事にキャッチし、得点を許さない。すると、同志社も負けじと敵陣へ攻め込む。立命大が反則で1人を欠き数的有利の状況の中、前田(スポ4)がシュート。枠を捉えるも決めることはできず、両者譲らない緊迫した展開となった。

フェイスオフの様子

そんな中、先に均衡を破ったのは立命大だった。同11分、中央でのパスミスからパックを奪われると、自陣ゴール前で混戦状態に。こぼれたパックを相手選手に反応され、先制点を献上してしまう(0-1)。その後は果敢に攻め込んだが流れをつかむことができず、第1ピリオドが終了した。

構える福井健(経4)

第2ピリオドでは、一変し同志社のペースで試合が進む。同3分、またも相手の反則でパワープレーとなり好機が訪れる。相手陣深くに侵入すると、ゴール前で相手がファンブル。このパックに反応した村上(スポ3)がねじ込み、同点に追いつく(1-1)。「ラッキーな部分はあった」(村上)と謙遜しつつも、誰よりも素早い反応を見せ、チームを勢いづけた。

突破する村上


しかし、追いつかれた立命大も攻撃を加速させ、同志社ゴールに襲いかかる。同6分、同10分と立て続けに鋭いシュートを浴びたが、GK加藤雄を中心に守備陣が奮闘。得点を許さなかった。それに応えるように同18分、カウンターから近藤(スポ3)が待望の勝ち越しゴール。相手GKの動きを冷静に判断し、左上に浮かす技ありのシュートでリードを奪った(2-1)。これを守ったまま、第2ピリオド終了のホイッスル。主導権を握り、最終第3ピリオドを迎えた。
 

勝負の第3ピリオド。「シュート数を多くしようというのは頭の中にあった」(福井健)。その言葉通り、リードを広げたい同志社は積極的にシュートを狙う。すると同2分、村上が持ち上がったパックを受けた前田が落ち着いて流し込み、貴重な追加点(3-1)。

得点後に笑顔を見せる左から茶木(GR4)、前田、近藤

同11分にも、村上がこの日2点目のダメ押しゴールを決める(4-1)。「自分がフリーで絶対決めるという気持ちだった」(村上)。「何度も練習してきた」というプレーで勝負を決定づけた。

ゴールを決める村上

終盤には反則で数的不利となり1点を許したが、4-2で逃げ切りに成功。福井組として公式戦初白星を挙げた。
 
先制点を許したものの、中盤に逆転しリードを守り切った今試合。主将・福井健は「今日は120点の試合だった」と振り返った。
次戦の相手は昨年の関西王者であり、超えなければいけない関大。「勝つしかないです。今の流れを継続してやって、関大を倒したいと思います」(村上)。春のチャンピオンを決める大一番でも、アグレッシブなホッケーを体現し必ず勝利をつかみ取れ。
 
【文責・勝部健人、撮影・小島葵、平沼栞、早川京、白川愛梨】

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