6月26日にたかつきアイスアリーナ(大阪府)にて行われた第71回関西学生氷上競技選手権大会決勝戦。関大と対戦した同志社は、2-5で敗れ春シーズンを準優勝で終えた。
第1ピリオド開始早々から、激しい攻防戦が繰り広げられる。相手選手がパックを受け今試合最初のシュートを放つと同志社も負けじと反撃。吉田(政策3)がロングシュートを打つも決められず緊迫した展開が続く。そんな中、主導権を握ったのは関大だった。同志社がペナルティによりキルプレー(数的不利)となった同7分、ゴール右側からのシュートで先制点を許す。その後もゴール前へパックを運ぶもシュートが決まらない。しかし第1ピリオド終了4分前に水橋(商2)のアシストを受けた近藤(スポ3)がGKを翻弄(ほんろう)するシュートを放ち同点に追いつき、1-1で第1ピリオドを終えた。
喜ぶ選手たち
続く第2ピリオドでも、第1ピリオドと同様に一進一退の攻防が繰り広げられる。パックは両者間を行き来しシュートを打つも決まらない。緊迫感漂う展開の中ペナルティにより数的不利な状況に。しかしGK加藤雄(法3)がゴールを守りきり危機を脱出し、両者得点を重ねず1-1で第3ピリオドを迎えた。
GK加藤
第3ピリオド開始直後、ゴール右側からシュートを打たれ失点。後がないため果敢に攻めるも同7分さらに追加得点を許してしまう(1-3)。流れを変えたい同志社はタイムアウトを取る。しかしタイムアウト後ペナルティが続き3対5の危機的状況下で相手ゴールが決まり点差は広がっていく(1-4)。そんな中チャンスが訪れる。「練習していた形通りにできたのかなと思います」(岩本・法2)。野呂(法3)から吉山(法2)へとパックをつなぐと岩本が押し込み2-4に。言葉通り練習の成果を発揮した。このまま逆転を狙うも試合終了直前に失点し5-2で敗戦。春季大会を準優勝で終えた。「選手19人全員が120%の力を出せるようにすることが今後の課題です」(福井)。関西の頂を目指す福井組の挑戦から目が離せない。
【文責・小島葵、撮影・勝部健人】