アイスホッケー部
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【アイスホッケー部】立命大に逆転勝ちで、予選2位通過

 10月16日に尼崎スポーツの森で(兵庫県)で第69回関西学生アイスホッケーリーグ戦が行われた。立命大と対戦した同志社は4-3で勝利。第3ピリオドに3点を奪う逆転劇でライバルを破った。

フェイスオフでパックを取り合う岩本(法3)

 第1ピリオド、試合の主導権を握ったのは立命大だった。開始わずか12秒、ゴール前でファンブルしたパックを押し込まれ、先制点を許す。「リンクが広くて、暑い分やりにくかった」(福井健・経4)今シーズン初めて試合をするリンクに上手く対応できず、序盤から苦しい展開となった。それでも、同点に追いつきたい同志社は、同14分に、前田(スポ4)がこぼれたパックを押し込み同点に。ディフェンス面でもGK加藤雄(法3)の堅守も光り、一進一退の攻防が続いた。しかし、同ピリオド残り2分を切ったところで、立命大に隙をつかれる。カウンターから3対2の数的優位をつくられ、フリーでシュートを打たれ勝ち越し点を献上。そのまま1-2で第1ピリオドを終えた。

ベンチから戦況を見つめる選手たち

 第2ピリオドも第1ピリオドと同様に、立命大のディフェンスを崩れず、苦戦を強いられた。前半は互いにリズムをつかめなかったが、徐々に相手のペースに。同8分、同志社の反則で数的不利になるも、ここはGK加藤雄を中心としたDF陣が踏ん張った。だが同12分、ゴール前の攻防戦でシュートを打たれ、再び失点。その後は、反撃を試み村上(スポ3)や前田が果敢にゴールに迫るも決め切れない。シュート数はほぼ互角だったが、決定力に欠け勝負は第3ピリオドに託された。

 勝った方が予選の2位通過が決まる大一番。「我慢して最後勝てるように頑張ろう」(福井健)と意気込み最終ピリオドに挑んだ。同6分、前線で相手の裏を取って抜け出した加藤和(法1)がGKとの1対1を決め切り、一点差に。同12分には、近藤(スポ3)が左サイドからシュートを放ち、同点に追いついた。「チームを勢いづけられた」(近藤)。積極的にゴールを狙う姿勢が、貴重な得点を生み出した。

パスを出す福井

 さらに同14分にも、村上のクロスにうまく合わせた近藤がゴール左に流し込み、ついに逆転。「村上からいいパスが来て、僕が合わせるだけだったのでナイスパス出してくれた」(近藤)。まさに3年生コンビが阿吽の呼吸で、流れを手繰り寄せた最後は1点差を守り切り、4-3で白星。王者関大には敗れたが、2位で予選通過を決めた。

得点を決めた近藤を称える

 来週からは、関大、関学大、立命大との予選上位4校による上位戦が行われる。主将福井健は「僕たちの強みである我慢して少ないチャンスをものにする力を最大限生かして、必ず優勝して全日本選手権にいく」と意気込みを語った。王者関大にリベンジするために。今年こそは優勝をつかみ取るために。福井組の本当に負けられない戦いが幕を開ける。【文責・勝部健人、撮影・小島葵】

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