TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | H | E |
同志社 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 5 | 6 | 3 |
立命大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | X | 5 | 7 | 2 |
2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦
9月13日、寝屋川公園第一野球場(大阪府)で2023年度関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦が行われた。同志社は立命大と対戦。両者一歩も譲らない激戦を繰り広げ、5―5の引き分けとなった。
「同立戦が天王山なので必ず勝ちたい」(島田、スポ2)。勝てばリーグ戦優勝に王手をかける大一番。2021年6月から続くリーグ戦での同立戦連敗記録に終止符を打つべく、全部員が闘志を燃やし挑んだ。
試合は早くも1回から動いた。先頭打者の吉岡(GR3)が四球で出塁すると、続く天野(商3)のセカンドゴロの間に進みチャンスを広げる。1死三塁の場面で打席には島田が入った。「(バットの)芯にさえ当たれば」(島田)と2ボールから高めのまっすぐを振り抜くと、打球は右前へ落ちる安打に。その間に三塁走者が生還し、幸先よく先制点を挙げた。
一方、重責を担う先発マウンドを託されたのは成尾(スポ2)。先頭打者に中安打を浴びると、さらには2四球で1死満塁のピンチを招く。何とか抑えたい場面だったが、セカンドへ転がった打球を処理できず、難なく1点を返された。
投手陣を援護したい打線は5回に相手捕手の捕逸で1点を追加。しかしその援護も虚しく、6回に2安打を浴び2失点。「気持ちだけが先走ってしまった」(成尾)。逆転を許し、成尾は6回にマウンドを後にした。
7回から登板したのは小嶋。流れを変えたいところだったが、またも強力な立命大打線につかまった。7回には2安打、8回には左適時2塁打を浴び、2点を献上。「力不足だった」(小嶋)。2イニング2/3で降板し、吉岡にマウンドを託した。
3―5と追い詰められ、迎えた9回表。ついに同志社打線が奮起する。池田(商3)が四球で出塁すると、吉岡が右安打で出塁し無死一、二塁。ここで天野が打席に入った。2ボール1ストライクから中安打を放ち、二塁走者がホームイン。追加点を挙げ、勢いを増した同志社は反撃を続ける。一塁走者守備妨害により1死一、二塁とした場面。柳瀬(経2)のセカンドゴロの間に吉岡が生還し、さらなる追加点を得た。手に汗握る展開は続く。中川(商1)の飛球で2死二、三塁で打席には加藤(法2)。ピッチャーの前に転がった打球が相手の失策を誘い、三塁走者がホームイン。執念でこの回3得点を挙げ、同点に追いついた。
延長10回へ突入し、吉岡の投じる一球一球に力がこもる。「これ以上点数をやれない状況だったので、バッターを抑えることに注力した」(吉岡)。相手8番に四球を与えるなど2死二塁とされたが、後続をゴロに打ち取り試合終了。3時間に及ぶ試合はドローに終わった。
「自分たちのミスが目立つ試合で、勝ち切れなかったのがすごく悔しい」(中村豊)。粘り強く点数を取っていき終盤には同点に追いついたが、勝ち越しの1点が遠かった。しかし、中村豊組に下を向いている暇はない。「とにかく勝つことだけを考えて頑張りたい」(吉岡)。激闘で得た収穫と課題を今後につなげ、全国大会出場への切符をつかみ取れ。(文責・撮影:金海彩夏、近藤真子、俣野百香)
スタメン
(一)吉岡 6
(二)天野 7
(三)島田 3
(四)柳瀬 8
(五)中川 5
(六)小中 D
(七)唐木 2
(八)今門 4
(九)池田 9
P 成尾
バッテリー
(同志社)成尾、小嶋、吉岡ー唐木
(立命大)秦、今井ー長内