８月30日に寝屋川公園第一野球場で行われた関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ初戦。同志社は関大に７－３で勝利を収めた。

　先発を務めたのは柴田（商３）。「春に全国逃したので、秋こそはという気持ちで初戦を取ろう」と意気込み、初回から三者凡退に抑える好投を見せる。続く３回で１点こそ取られたが、その裏池田（商２）の右安打や四球で無死一、二塁とし打席には徳永（文３）。「練習してきたことを出したいと思った」。真ん中高めに入ったストレートをうまく捉え、打球はレフトスタンドへ。スリーランホームランとなり、勝ち越しの一打となった。

　勢いに乗る同志社は５回、四死球で１、２番が出塁すると、打席には急遽の起用に応えた唐木（政策１）。「準備はしていた」と冷静さを見せた。さらにチームを活気づけるべく放った打球はセンターを越える三塁打となり、２点を追加。点差を拡げることに成功した。

　８回まで両者均衡状態が続き、迎えた９回表。相手打者に右安打を浴び一死満塁のピンチを招く。しかし、代わった平井（経３）が得点圏にランナーを進めながらも粘りの投球を見せ、最後まで逃げ切った。春季リーグ戦では惜しくも立命大に敗れ、全国出場を逃した柴田組。今リーグ戦では「必ず全国に行く」と意気込んだ。宿敵立命大を下し、夢の大舞台への切符をつかむべく、今柴田組の挑戦が始まる。

（文責：金海彩夏　撮影：杉本優衣）