10月３日、寝屋川総合運動公園第一野球場で行われた関西六大学軟式野球連盟秋季リーグ戦。同志社は関大と対戦し、６－２で勝利を収めた。 

　先発マウンドに上がったのは小嶋（文２）。「投げるのが久々なのでコントロール重視で行こうと思った」と意気込むも、四球と味方のエラーが重なる。一気に得点圏にランナーを背負い、苦しい展開に。なんとか抑えたい場面であったがライト方向へヒットを打たれ、先制点を献上。その後も追加点を許し、初回から２点を奪われた。その後は粘りの投球をみせたが、反省の残るピッチングとなった。

　反撃の糸口を見つけたい同志社は６回表。先頭打者の池田（商２）が試合の流れを変えるレフト方向へ二塁打を放つ。続く平井（経３）が犠打で走者を進めると、その後、相手の失策で待望の１点を返した。

　１点ビハインドで迎えた９回表。バッターボックスには代打の橋本（文２）が入る。「代打の初球は勇気がいるのでそこでしっかり打とうと思っていた」。狙い通りスライダーを弾き返し、出塁する。相手の失策や四球で追加点を奪い、同点に追いついた。

　２－２と同点で、好調の徳永（文３）へ打席が回る。「自分が凡退しても次の打者がなんとかしてくれる気持ちがあったので自分のスイングをするだけだった」。積極的なバッティングを心がけ、放った打球は三遊間へ。この一打が逆転打となり、流れを変えるヒットとなった。その後も勢いが止まらない柴田組は連打で、この回一挙５得点。関大相手に持ち前の勝負強さを見せつけ、逆転勝利を収めた。

　粘り強いプレーで相手を制し、全国出場へまた１歩近づいた関大戦。明日も持ち前のチームワークで白星を飾る。「応援してくれている方のためにも必ず勝つ」。熱い思いを胸に全国の切符をつかみ取れ。（文責：俣野百香　撮影：西川真司）