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【柔道部】3選手が近畿大会出場へ

全日本ジュニア体重別選手権京都府予選会

 5月13日、武道センター(京都府)にて全日本ジュニア体重別選手権京都府予選会が行われた。男子81キロ級においては高井(法1)、73キロ級においては外村(政策3)が優勝を果たした。また、90キロ級では永竿(法3)が準優勝し、3名が近畿大会出場を決めた。7月に開催される近畿ジュニア柔道体重別選手権大会への出場がかかった今大会。同志社からは男子12名、女子1名が出場した。

 1回戦では、57キロ級で出場した江上(政策2)、90キロ級の児島(商1)、81級の小倉、藤野(理2)が初戦敗退となった。2回戦は、90キロ級の山本(商2)、73キロ級の宗像(生命2)、60キロ級の片岡(商1)が敗北し、杉木(法1)、内田(法2)、中村(法2)、永竿、外村、高井が準決勝へと駒を進めた。しかし杉木、内田は一進一退の攻防を繰り広げるも、敗北を喫し近畿大会出場まであと一歩及ばなかった。

準決勝で対戦する中村(左)、永竿(右)

 続く準決勝。90キロ級にて中村と永竿が勝ち上がり、同門対決となった。相手の弱みを知った上での勝負は会場に緊張感を漂わせる。互いに拮抗した試合展開を見せるも先に決勝への鍵をつかんだのは永竿だった。「自分なりにやったら絶対に勝てると思っていたので、作戦通りにできてよかった」(永竿)。この時点で近畿大会出場を決めた。決勝戦は京都先端大付属高校の福田と対戦。年下相手になかなか主導権を握ることができず、体制を崩される場面が続き優勝を目前に敗北を喫した。「本当に体力不足を感じた。今後の練習から走り込みを入れ、近畿は絶対やり返します。」(永竿)と近畿大会へ強く意気込んだ。

一本勝ちを決めた高井

 81キロ級で出場した1回生の高井。力で負けていた部分を前回の反省点としていたが、反省を生かし最高のコンディションで今大会に挑んだ。終始相手に物怖じすることなく、積極的に技を仕掛ける。相手の一瞬の隙を狙い、見事決勝まで一本勝ち。チャンスをすべてものにし、81キロ級にて優勝を果たした。「作戦通りに組み手で勝つことができてよかった。」(高井)と振り返った。

技を決める外村

 73キロ級で出場した外村は一本勝ちで難なく1、2回戦を突破。3回戦の相手は同じ高校でよき仲間でありライバルでもあった塩山(龍谷大)と対戦した。「一番勝負所だと思って挑みました」(外村)。果敢に攻め、背負い投げで一本勝ち。続く準決勝は相手の反則負けにより決勝へと進んだ。勝てば優勝が決まる決勝戦。緊迫した空気の中、試合の主導権を握ったのは外村だった。相手の隙を見計らい、体制を崩し抑え込みで勝利。見事73キロ級で優勝を果たすとともに近畿大会への道を開いた。「とても緊張していたが、チャンスをものにして勝つことができた。自分の柔道ができるのは大事だと思った」(外村)と今大会を振り返った。3回生である外村にとって今大会は最後の出場となる。「全国大会に行くことが1回生からの目標なので、確実に勝てるように頑張りたい。」(外村)と近畿大会へ向け、意気込みを語った。

近畿大会出場を決めた左から永竿、高井、外村

 今年は三名の選手が近畿大会出場となった同志社。7月9日に行われる第16回近畿ジュニア柔道体重別選手権大会へ向け、更に前向きな姿が見られた。2週間後には関西学生柔道優勝大会が控えている。チームでも個人でもさらなる高みを目指し、日々練習に励む。

【文責・早川京、撮影・早川京、藤田桃江】

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