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【柔道部】全国への切符勝ち取れず

男子42回/女子35回関西学生柔道体重別選手権大会

 8月20日、堺市立大浜体育館で男子42回/女子35回関西学生柔道体重別選手権大会が行われた。全国大会への出場権がかかる今大会。強い意気込みをもって臨んだものの、同志社から出場権を獲得した者はいなかった。

 男子73㌔級に出場した内田(法4)。1回戦目は芦屋大・平方との対戦となった。序盤からしかけるも、相手の抵抗により技が決まらない。しかし、中盤隙をつき相手を背中から突き落とし勝利をつかんだ。2回戦目の相手は関大・出口。落ち着いた表情で技をかわし、優勢に立つ。終盤、一本を奪い取りベスト16入りを果たした。全国大会への出場が決まる一戦となる3回戦目は、強豪天理大・坂元との勝負。力強い攻撃にペースを乱される。終盤まで耐え抜くも、最後は抑え込まれ全国大会出場とはならなかった。「最後は幹部として全国出たいという気持ちだった」(内田)と悔しさが残る今大会となった。

技をしかける内田

 同じく男子73㌔級に出場した外村(政策3)。阪大・小野との対戦となった1回戦目は開始直後から勢いを見せ、勝利を飾る。続く2回戦目も摂南大・小方を相手に攻防戦を繰り広げる。しかし、隙をついたのは外村。一本勝ちを収め、安堵の笑みを浮かべた。3回戦目の相手は、前回近畿ジュニア大会で負けを許した大教大・宮下。リベンジを果たすべく、慎重に技をしかける。一進一退の試合展開となるも、身体を持ち上げられ近畿ジュニアに続き惨敗。試合後も歯を食いしばり、悔しさを表した。

対戦相手とにらみ合う外村

 男子81㌔級に出場した瀬戸(社3)。初戦の相手は摂南大・和田。試合中盤、床に腕を強く打ちつけられ一時中断となる。しかし、痛みに耐えながら着々と相手に攻め入り、勝利を飾った。2回戦目は関大・井口との対戦。この回も指に痛みを感じ、うずくまる姿を見せる瀬戸。しかし、ここでも意地を見せ、痛みを感じさせない手さばきで相手を圧倒する。延長戦を制しベスト16入りを果たすと、3回戦へと駒を進めた。大経大・臼山との対戦となった3回戦目ベスト8入りを決めるべく、強い心で勝負に臨む。意気込み通り確実に技を決め、瀬戸の勝利が決まった。続く4回戦目は出場権がかかる大事な一戦。大教大・竹本との対戦は、両者譲らない展開となった。しかし、相手に隙を許すと技をかけられ惜敗。出場権獲得の行方は7位決定戦に預けられる。龍谷大・前中との対戦となり。強豪校を前に耐え抜くも一本負け。「あと一歩のところで負けてしまって、自分の弱い面がとても出た試合だった」(瀬戸)。あと一歩が発揮できず、全国大会への出場権を逃した。

真剣な表情を見せる瀬戸

 男子100㌔超級に出場した菅本(商4)。初戦は姫路獨協大・松下との一戦。序盤からリードし、一本勝ちで2回戦へ。甲南大・廣瀬との対戦となった2回戦目も圧倒的強さを見せつけ、抑え込み勝利でベスト16入りを決めた。3回戦目は天理大・酒井を相手に手が出ず、瀬戸と同じく7位決定戦へ勝負は委ねられた。何としてでも出場権を獲得したいという思いで試合に臨むも、なかなか手が出せない。指導負けを許し、菅本にとって最後の関西学生選手権はベスト16に終わった。

相手を抑える菅本

 4回生にとって最後となった関西学生柔道体重別選手権大会。全国大会への出場者がいないということで、全員に悔しさが残る結果となった。

 次戦は全日本学生柔道体重別団体優勝大会。「全国大会なので、1つでも多く勝てるようにみんな同じ目標をもって勝ってきたい」(瀬戸)。今大会で残った悔しさをぶつけ悔いなき引退を迎えるべく、技術強化に励んでいく。(文責・藤田桃江、撮影・早川京、藤田桃江)

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