2024年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会
11月3日に高崎アリーナ(群馬県)にて2024年度講道館杯全日本学生柔道体重別選手権大会が行われた。同志社からは全日本ジュニア柔道体重別選手権大会で3位入賞を果たした81㌔級の高井(法2)が出場権を獲得。全国の実力者の集う今大会で奮闘するも2回戦で敗北を喫した。
2回戦からの出場となり、初戦の相手はすでに一戦を終えた尾方(神奈川県警)。「相手にいいところを握られて自分の柔道ができなかった」(高井)。1回戦で関西一位の石田(天理大)を破り、勝ち上がってきただけに序盤から苦戦が強いられる。指導が二つ言い渡され、あと一つの指導で敗北となる危機的状況に。それでも臆することなく冷静に試合を進めた。
なかなか技が決まらず両者一歩も譲らない拮抗(きっこう)した試合が続く。残り時間がわずか約一秒で延長戦になるかと油断した隙に相手が仕掛けた。大内刈りをかけられ一本負け。大舞台での挑戦は幕を閉じた。
グランドスラム東京2024をはじめとする国際大会の日本代表を選考する今試合に出られたことは同志社の誇りであり、高井にとって大きな自信となった。「人生で初めてこんなに大きい試合に出られて、もう京都とかでは負けられない」(高井)。これからも同志社柔道部のエースとして勝利に貢献するべく、さらなる進化を遂げる。(早川京)