空手道部
HEADLINE

【空手道部】女子組手団体が準決勝で敗退

 5月21日、ジップアリーナ岡山で第60回西日本大学空手道選手権大会が行われた。同志社からは男子組手団体と女子組手団体の両部門において出場。女子組手団体が準決勝まで駒を進めるも、白熱の末に敗退となった。

闘う山川(商1)

 男子組手団体と女子組手団体の一回戦は同時に始まった。男子組手団体の初戦は福岡大と対戦。木村(商2)、山川、為本(社3)、井戸(スポ4)、廣(商3)が出場した。必ず買って次に進みたい場面であったが、果敢に闘うも惜しい展開で2−3。初戦敗退となってしまった。女子組手団体の初戦の相手は川崎医療福祉大学と対戦。同志社からは岡田(商3)、武田(現社2)、片岡(スポ1)が出場した。一人目の岡田が連続し突きを決め、チーム全体の勢いをつける。続く武田と片岡も怒涛の攻め込みを見せ、無失点のまま3−0で圧勝となった。二回戦の相手は大阪教育大学と対戦となった。出場したのは小川(スポ1)、釡(スポ2)、戸田(商1)。小川が開始早々に中段蹴りを決め、その後も得点を上げる。開始から1分経過した頃、中段突きを決められてしまうも、さらに3点を追加し勝利した。二人目の釜も6−0で圧勝。戸田も相手がいなかったため不戦試合となり、準々決勝に進出した。準々決勝の相手は九州産業大学。武田と釜が激しい攻防戦を勝ち抜き、結果は2−0で勝利。準決勝に勝ち進んだ

相手と接近する武田

 迎えた準決勝の相手は近畿大学。相手の近畿大学出場したのは武田、釜、岡田が出場した。初戦の武田と闘ったのは前回の第56回関西学生空手道個人選手権大会において岡田を抑え、優勝を果たした藤田であった。試合時間が3分となった一戦目は武田が勝利目前の中、終了直前にマット外に押し出されてしまい引き分けとなった。続く釜は先手を打たれ、突きが有効になってしまうも点数を追い上げる。闘いは得点を取って取られての勝負となり、残り30秒のところで4−4の同点。さらに点差を広げ始めた釜に突然のピンチが訪れる。肩が外れ、一時試合は止まるも笑顔で試合に帰ってきた釜。6−5で勝利を収め、決勝への道へ岡田に繋げた。「自分が大将としてチームを決勝の舞台まで連れていく。と言う気持ちでした」(岡田)。決勝か敗退かの最終決戦を任せられた岡田。開始から互いに睨み合い白熱の試合を展開するも、先手を取られる。開始から2分経過後、点差は一点離れて追いかける岡田。観客や互いのチームメイトの声援は増し、会場全体に緊張感が漂う。1秒たりとも気を抜けない局面。ラストの2秒で2点を連続失点し、惜しくも準決勝敗退となった。

勝利を顕(あらわ)にする岡田

 試合を終え「結果的にまた3位となってしまい、とても悔しいですが、着実にチーム全体で技術、雰囲気全て上がってきている自覚があるのでここで終わらず常にもっと上を目指していきたいです。」と語った釜。悔しくも初戦敗退となった男子組手団体と準決勝まで着実に登り進めた女子組手団体。今後さらに力をつけ、両チームが更なる飛躍を果たす時は近い。 (文責・撮影:平沼栞、倉田蓮大)

ページ上部へ