バレーボール部(男子)
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【バレーボール部男子】「春季リーグ戦3位で終幕!!」

 5月21日、2023年度関西バレーボール連盟1部春季リーグ戦最終戦が行われた。同志社は立命大相手にセットカウント3-1で勝利を収めた。

試合後笑顔を見せる選手たち

 昨年の春秋両リーグで敗れた宿敵立命大。前日に行われた天理大戦の悔しさを晴らすため、今試合に挑んだ。

 迎えた第1セット、攻撃型セッターの中村(商3)のスパイクで先制点をとったのは同志社。しかしその後5連続失点(5-1)をする。それでもリベロの伊藤(経済3)がスーパーレシーブを見せ、味方の攻撃につなげた。「最終戦で思いきってプレーをして、得意なディグでチームを盛り上げられてよかった(伊藤)」。しかしその後同志社のミスが続き、流れをきるために2度のタイムアウトをとるも17-25で第1セットを落とした。

レシーブをする伊藤

 エンジンをかけ直した第2セット。同志社の技術力の高さが垣間見れた。宮坂(心理4)が長めのトスにも対応して決めきる。また、サーブやブロックで攻め、ブレイクの回数が増えた。デュースに持ち込まれるものの中井(心理3)のスパイクが決まり27-25で第2セットを取り返した。

 1-1で迎えた第3セットは、序盤一進一退の攻防が続く。中盤以降ライトからの攻撃で指先を狙ったブロックアウトに苦しめられる(10-14)。同志社2度目タイムアウトを取った後、平田(理工4)のブロックが炸裂。流れに乗った同志社は3連続ポイントで点差を縮める(16-18)。その後も平田のブロックで同点に追いつく(23-23)と、デュースの末27-25で第3セットを取った。

コートを走り回る平田

 「自分らの対策がセットを追うごとに実ってきた(宮坂)」。その言葉通り第4セットは同志社が常にリード。相手のミスが増える一方で同志社の調子が上がった。中盤宮坂の渾身のスパイクが決まり雄叫びをあげる場面も(15-12)。しかし20点以降徐々に差を詰められる。24-22のマッチポイント、宮坂のスパイクが完璧にブロックされる。どちらが勝つかわからない状況で会場にいる全員が声を出し勝利を祈った。2度のデュースの末、最後は森川(商2)のクイックが相手コートに突き刺さり27-25。立命大相手にセットカウント3-1で勝利を収めた。

高い打点からクイックを打つ森川

 主将の宮坂は今試合を振り返って「最初から最後まで100%の力で戦えて嬉しかった」と笑みを浮かべた。3位以上を目標に走り続けた春季リーグ。厳しい局面もあったがチーム一丸となって目標を達成した。

 春季リーグの結果で、森川と平田がそれぞれスパイク賞、ブロック賞を獲得した。前日の天理大戦で結果を残せず意気消沈していた森川。2位立命大の選手との差は0.1ポイントだった。「直接対決で負けたら終わりだったから、絶対に全部決めてやるという気持ちだった(森川)」。勝利への熱い気持ちがスパイク賞獲得につながった。一方、最後の春季リーグを全力でやり切った平田は、「爪痕を残せて良かった」と安堵の表情をみせる。自身の強みであるブロックと盛り上げ力でチームに大きな貢献をもたらした。

スパイク賞を獲得した森川
ブロック賞を獲得した平田

 次に控えるのは西日本インカレ。西日本でも同志社の名を轟かせるべく結果にこだわり続ける。さらに上を目指して西の王者に立ち向かえ。(渡邉柚果)

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