関西学生弓道連盟令和6年度男子リーグ戦
9月22日、神戸大学弓道場にて男子リーグ戦第1戦が行われた。同志社は神大と対戦し、87-90で敗北。2部優勝、1部昇格に向け暗雲が立ち込める一戦となった。
昨年は4連勝で入れ替え戦に進出したものの、近大に敗北を喫し2部残留となった男子組。「初戦が一番難しいことが去年の試合で分かっていたので、慎重に引くように心がけた」(草野・商2)。昨年の悔しさを晴らすため、インカレ後から練習に励んできた。今年こそ1部昇格を達成するため、勝って勢いをつけたい。
出場メンバーは、前立に大前から鈴木(理工2)、三谷(文4)、唐牛(経1)、小倉(商4)。後立には草野、長内(政策2)、藤田(法1)、鞆津(文情4)が入った。
1立目、試合はまさかの展開で幕を開ける。先攻の同志社は前立がまさかの4中。後立が12中とし合計16中としたものの、対する神大は合計24中。序盤から差をつけられる形となった。(16-24)
何とか差を縮めたい2立目、前立が息を吹き返す。大前の鈴木、落前の唐牛が3中を記録するなど、計9中。後立では草野が皆中、長内・鞆津が3中し、計11中。逆転に成功した。(32-31)
このまま勢いに乗りたい同志社は3立目、前立落の小倉が皆中。前立が計10中、後立が計9中とし、徐々に差をつけ始める。(51-48)
4立目も勢いが止まらない。前立では鈴木が皆中、唐牛・小倉が3中を見せるなど、この日最高となる計11中を記録する。後立は8立と少し的中数を減らしたものの、ここまでの的中数は前立・後立合わせて計70中と順調なペースだった。しかし、神大が計22中を見せ、勢いに拍車をかける。この時点で神大の的中数は計70中。同中に追いつかれ、勝負は5立目へ持ち込まれた。
勝利に向け、何としても的中数を増やしたい所だったが、前立が8中、後立が9中と伸び悩んだ。対する神大は計20中。87-90とされ、初戦を勝利で飾ることはできなかった。
「勝てた試合だったので、それを落としてしまったのはもったいなかった」(草野)。中盤リードを保っていただけに、悔恨の念も強い。しかし、リーグ戦は始まったばかり。1部昇格へのチャンスはまだまだ残されている。「次の試合は絶対に落とせないので、個人・チーム共に最高の結果を残せるようにしたい」(草野)。次週に控える奈良医大戦に向け、己と向き合いさらに鍛錬を積む。(黒田周良)