
6月29日、第13回同立戦(対立大)が同志社大学京田辺キャンパスアメリカンフットボール場(京都府)にて行われた。先制点を上げ、幸先の良い立ち上がりを見せる。しかし、試合が進むにつれて相手のペースに飲み込まれ3-13と大敗を喫した。
晴天の下、両校の応援団も駆けつけグランドは華やかな雰囲気に包まれていた。始まった第1Q。わずか開始1分半、羽場(生命3)が正面から力強いシュートを放ち先制点を獲得。同志社サイドは大いに盛り上がった。しかし立大もすかさず反撃。開始3分半に試合を振り出しに戻されると、中盤にもパスをカットされそのまま失点。さらに終盤も苦しい時間が続いたが、ゴーリー玉置のナイスセーブが幾度も飛び出し追加点を与えなかった。

点差を詰めたい第2Q。序盤は白井(社4)が果敢に攻め込む場面もあったが両者譲らない時間が続く。だが開始4分、立大によって均衡が破られる。中盤にはディフェンス陣を突破され2点を献上。しかし同志社も黙ってはいない。岩口(政策3)がボールをゴール前まで運び、福岡が洗練された足さばきで相手ディフェンスを翻弄し3点目を上げた。ラスト30秒、フリーシュートの権利を得たが決め切れず、2-6でハーフタイムへ突入した。

「まだまだいける、強く強くいこう」(玉置・政策4)と主将の声掛けで気持ちを切り替えて迎えた第3Q。開始6分半、正面からのゴールを許してしまう。ここから相手の猛追を受け、一気に5失点。しかし「新しい戦術を試してみようっていうQだったのでそこに対する失点は想定内。そこから取り返せば大丈夫と勢いづいていた」(玉置)とチームは残る第4Qに向けてエンジン全開だった。
8点差を追う第4Q。伊吹(社4)がドローを奪い流れを引き寄せるも、得点には繋がらない。これ以上の追加点は許さないが、開始5分にシュートを許しし、さらに残り5分にも得点を献上。その後は同志社の反撃が実ることはなく、3ー13で無念の敗北を喫した。

「想像以上に相手の勢いに負けてしまうシーンが多く、自分たちの流れをつくれず大敗してしまった」(玉置)。しかし、チームに下を向いている時間はない。2週間後にはライバルである関学大との開幕戦が控えている女子ラクロス部。今週末には夏合宿が予定されており、リーグ戦前の最後の準備に入る。関西制覇に向けて死力を尽くす彼女たちから目が離せない。
(文責・益野瑛真、撮影・奥谷陽菜)