8月12日に鶴見緑地球技場(大阪府)で第33回関西学生ラクロスリーグ初戦が行われた。同志社は神戸大学と対戦し、4-4の引き分けに終わった。
去年、念願の一部昇格を果たした男子ラクロス部。新チームで鍛錬に励み、リーグ初戦の第1Qを迎えた。開始6分、ゴールを決めた笛の音が会場に響く。ゴールを決めたのは14番松江(政策4)。先制点を決め、開始早々好調な滑り出しを見せた。その後も勢いに乗り開始10分で9番高谷(経4)が華麗なショットを決め、追加点をあげる。しかし流れを持続させることはできず、ラスト30秒で得点を許し、2-1で第1Qを終えた。
続く第2、3Qでは積極的に攻める姿勢を見せるも、オフェンスでのミスが目立ち得点のチャンスを逃す。何度も相手にボールを奪われ、流れを相手に許してしまう。相手のショットを見事ゴーリー小林がセーブするも、攻められる展開が続き連続して点を決められる。この時点で2-4と相手にリードを許し、緊迫した空気が漂う。このまま流れを許すわけにはいかない。3Qの残り一分で一瞬の隙を突き、またも高谷の果敢なショットでピンチを脱する。3-4で第3Qを終えた。「気持ちで負けずに強く行けたのが点につながり、チームを勢いづける点になったと思う」(高谷)
このまま一点でもリードして勝ち切りたい第4Q。必死に攻め続けるも両者一歩も譲らない展開が続く。そんな中、ラスト4分で宮本(政策4)が巧みな足さばきと冷静な判断でショットを決め、主将の意地を見せつけた。「こぼれ球を拾っての得点という形ではあったが、大きな影響を与えられてよかった」(宮本)。その後は両校ともに得点につなげることはできず、4-4の引き分けで試合を終えた。
6年ぶりの一部リーグで初戦から関西でトップレベルの神大と対戦した同志社。「来週は近畿大学戦ということで勝ちにこだわってしっかり勝ち切りたいと思う。」(宮本)と次戦への意気込みを語った。ラクロス部男子の目標である関西制覇をかけた戦いが幕を開ける。(早川京)