第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3
10月22日、たけびしスタジアム京都にて第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3準決勝が行われた。同志社は関学大と対戦。点を取り合う激しい戦いとなるも、5-5で引き分け決勝進出を決めた。
9年ぶりに同志社がファイナル3の舞台へ帰ってきた。「しっかり次の決勝に進む気持ちで勝つ」(宮本・政策4)。リーグ戦を2位で通過したため、引き分け以上で決勝進出が決まる今試合。チーム目標として掲げてきた関西制覇へ向け、必勝を誓った。
先にスコアを動かしたのは関学大だった。FO後すぐに先制点を奪われる。しかしすぐに宮本が1点を奪い返し、試合を振り出しに戻した。第2Qでは4分に9番高谷(経4)が追加点をもぎ取るが、相手も攻勢を緩めず幾度となくピンチに陥る。それでもDF陣が踏ん張り、堅い守りでゴールを譲らなかった。さらに突き放したい同志社が残り40秒となったところで、松江(政策4)がゴール裏から相手DFを欺きシュート。3-2で勝ち越し、試合を折り返した。
続く第3Qでは、12分に相手へフリーシュートが与えられ同点に追いつかれる。さらには残り4分、相手の勝ち越しの一打が決まり、状況は一転。反撃したい宮本組だったがDFに阻まれ、第3Qは無得点に終わった。命運を分ける第4Qは、8分に追加点を許し2点を追う展開に。負けじと同志社もFO直後に36番福岡が速攻。フルスイングしたボールがネットに突き刺さり、1点差に詰め寄る。さらにタイムリミットが迫る13分にドラマが待っていた。ボールをすくい上げた13番安永の同点弾が決まり、5-5にこぎつけた。「本当に勝ちたいという気持ちが詰まったショットが出てよかった」(安永)。その後は2度のタイムアウトを挟みながら、冷静な姿勢を崩すことなく試合終了。その瞬間、選手たちが雄叫びを上げフィールド上で歓喜の輪をつくった。
「最高です」(宮本)。個々のスキルを生かし、念願のファイナル3へ舞い戻ってきた宮本組。結果は引き分けとなったが、見事決勝戦への切符をつかみ取った。およそ2週間後の決勝戦の対戦カードはリーグ初戦で引き分けた神戸大。関西制覇への道を阻む黒壁を打ち砕き、『強豪』の名を奪回する。(文責:金海彩夏、撮影:金海彩夏、早川京)