ラクロス部(男子)
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【ラクロス部男子】関西制覇まであと一歩届かず

第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3

 11月4日、鶴見緑地球技場(大阪府)にて第33回関西学生ラクロスリーグ戦ファイナル3決勝戦が行われた。同志社は神戸大と対戦。2-7で敗北を喫し、関西制覇とはならなかった。

試合後の選手たち

 「歴史を変える」(宮本・政策4)。同志社ラクロスの歴史に新たな金字塔を打ち立てるべく、決戦を迎えた宮本組。しかし、ここまで4勝3分と敗北の字を知らなかった挑戦者たちが、思わぬ苦戦を強いられた。第1Q開始1分、味方のロングパスを奪われ、DFをかいくぐられ先制点を献上。負けじとタイムアウトを挟みつつ攻勢を取り続けるも、得点とはならなかった。

 続く第2Qでも開始わずか2分で追加点を許す。それでも8分に77番鈴木(経3)が隙をつき待望の1点を得る。喜びも束の間、その2分後にまたも得点されビハインドの状況が続くラスト4分。相手の落としたボールをすかさずすくいあげ、パスをつながれた9番高谷(経4)の力強い一打で2点目を奪う。だがタイムアウトを経た残り1分、粘り強くゴールを守るも得点を許し、2点ビハインドでゲームを折り返した。

貴重な1点を挙げた鈴木
ポイントゲッターの意地を見せた高谷

 第3Qは、攻守を激しく入れ替えながら何度もシュートを試みる。ゴールを阻んでは阻まれ、両チームのスコアに0が並ぶ。依然として変わらない状況に首脳陣の言葉尻に焦りが見え始めた。一気に巻き返すしかない最終Qだったが、瞬く間に5点目を奪われ点差が広がる。攻守を激しく入れ替えながらフィールドを駆け回ったが、易々とゴールを譲らない相手のDFに翻弄(ほんろう)されている間に次々と得点を許してしまう。劣勢を何度も覆してきたはずの戦士たちが地に手をつき、打ちひしがれた。それでも宮本組を鼓舞する声援を力にボールを追い続けたが、勝利の女神は振り向いてはくれない。7-2で試合終了の笛が鳴り響き、神戸大の選手が歓喜の輪をつくる。宮本組はその様子を見つめ、優勝へあと一歩届かなかった喪失感に涙を流した。

スタンドに熱く語りかけたキム・シュンソクOFコーチ

 「結果としては負けてしまったけど、一体感ではどこのチームにも劣っていなかった」(宮本)。快進撃を続けてきた1年に幕を下ろし、関西制覇の夢を次世代へと託した宮本組。苦楽を共にしてきた同期への感謝を胸に、競技生活にピリオドを打った。(文責:金海彩夏、撮影:金海彩夏、早川京)

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試合後のコメント

○主将宮本

ーーーどんな気持ちで試合に挑んだ

1年間やってきて、この1勝で1年間が報われる、それくらいの価値がある一戦なので。とにかく勝つために入ろうと。

ーーー先代から昇格を続けてきて決勝の舞台に立った

同志社大学のラクロス部として関西制覇を成し遂げたことがなかったので、僕たちがその舞台に立てるってことなので、歴史を変えるぐらいの勢いでやろうと思っていました。

ーーー今までに監督やコーチからかけられた言葉で印象的だった言葉

4回生がこのチームを引っ張ってきて、この4回生が作り出したチームだからこそ、ここまで来れたという言葉を受け取った際は、ここまでやってきてよかったなっていう思いがありました。

ーーー今日チームの良かったところ、個人でもチームでも

スタンドとフィールドの一体感ってところでは、勝負の結果は負けてしまったんですけど、一体感という部分ではどこのチームにも劣ってないと思います。

ーーー今日はたくさんの方がスタンドに来られた。声援はどうだった

最高でした。

ーーー主将になられた時、どんなチームにしたいと思ったか

一体感のあるチームを作りたいと思ってやってきました。一体感というのが他のチームから評価されるようなチームになって、ほんとに嬉しいと思います。

ーーー主将としてこの1年を振り返って

いや、もう最高のチームになったんじゃないかなと。

ーーー苦労した経験

苦労したのは、チームビルディングっていう面で。 主将としてやっぱり先頭に立ってやっていかないといけない中で、不甲斐なさとか、やりきれなさっていうのが結構苦労したところではあります。

ーー苦労された時は仲間と話し合った

そうですね。やっぱり同期の存在が大きくて、 主務の小林であったり、キャプテンの松江であったり、そういった同期で支えられながら乗り越えてきました。

ーーー4年間共に戦ってきた同期について

なかなか頼りない部分(のある主将で)はあったんですけど、ここまで来れたのは間違いなく同期のお陰なのでほんとに頼りにしてます。

ーーー後輩たちにメッセージお願いします。

今日の試合を糧に、来年以降は絶対関西制覇。全国の舞台で戦えるように応援したい。

ーーー今後同志社はどんなチームになってほしい

今の一体感ってところを忘れず、個人個人が最大限の力を発揮して強いチームになっていければいいなと思います。

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