ラクロス部(男子)
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【ラクロス部男子】永井組、悲願の一部昇格!

 11月23日にヤンマーフィールド長居(大阪府)で行われた第32回関西学生ラクロスリーグ戦入れ替え戦。同志社は、龍谷大学と対戦し、6-3で圧勝。長年の夢である1部昇格を実現させた。

 試合開始のホイッスルがなった直後、ゲームは動いた。関口(商4)が相手からボールを奪い、野村(法4)にパスをだす。敵の守備の隙をつき、見事先制点を決めた。観客席から歓声が上がり、チームの士気が上がる。「決めたときは意外と冷静でした。でも今振り返るとめちゃくちゃ嬉しいです。」(野村)

得点を決め喜び合う選手たち

昇格をかけた本試合は、勝利に掛ける思いがひときわ大きかった。その後も、相手にファールを誘い、攻めの姿勢を狙うも、ゴール付近に近づくことが出来ない。島本(文情4)、吉岡(法4)が続けてショットを仕掛けるも、得点につながらず、1点リードで第1Qが終了した。

 続く第2Q。有利な立場で試合を続けたいが、開始直後、相手14番にショットを決められ、同点に追いつかれる。その後も相手の攻めの時間が続くが、好守備を見せ、追加点を許さない。得点を狙いに行くだけが、永江組のプレースタイルではない。攻守ともに粘りを見せ、吉岡がショットを決め、リードを取り戻し2-1となった。開始8分、自陣からのロングパスが中村から、主将永江(経4)にわたる。惜しくも得点にはつながらない。だが、仲間からつないだボールを甲斐(経4)にパスし、ゴール左横から的確に決める。力強いガッツポーズで喜びを表現した。勢い止まらず、第2Q終了45秒前、米田(社4)が吉岡からパスをもらい、ショットを決め、4-1とリードを広げて、前半戦を終えた。

ショットを決めた甲斐

 このまま勝ち切りたい後半戦。逆転を狙う龍谷の猛攻を守り切る。ディフェンス陣のチームワークの良さが光った。一進一退の攻防戦を繰り返し、両者一歩も譲らない。会場には応援の声が響き、緊迫した空気が漂っていた。得点させず、3点のリードを守り抜き、第3Qを逃げ切る結果となった。

 運命を決める最終節。得点差をつけたまま、勝利を収めたいという思いから、プレーにも力がこもる。序盤から、敵陣に攻め入りよい流れを作る。開始3分、甲斐から永江にパスを渡し、ショットを放つ。主将の意地を見せたプレーであった。しかし、相手陣も黙っていなかった。得点直後、攻めの形を作られ、得点を許す。リードからの余裕で生まれた隙をつかれ、連続で相手のさらなる追加点がきまる。5-3となり、一気に2点差まで詰められた。試合も折り返しを迎え、両チームの応援の声もひと際大きくなる。激しくぶつかり合うプレーが終盤まで繰り広げられた。試合終了まで残り5分。相手の果敢なディフェンスをすり抜け、動いたのは主将の永江だ。ゴール裏から走り込み、正面から力強いショットを華麗に放つ。ゴーリーの脇をすり抜けゴールネットを揺らした。そのままホイッスルが鳴り、試合終了の合図が会場に響き渡る。6-3で、同志社の1部昇格が決定した。選手全員が喜びを表し、永江に駆け寄る。会場からは、彼らをたたえる声が後を絶えなかった。

永江に駆け寄る選手たち

 長年の夢であった、1部昇格を見事達成した永江組。6年ぶりの1部リーグ昇格を目指し、大学生活をささげた努力が功を制し、同志社ラクロスの歴史に名を刻んだ。主将永江も「未来の同志社ラクロスの関西制覇・学生日本一へ繋ぐために、自分のラクロス人生全てをかけて、絶対勝つと意気込んで挑みました」と思いを語った。引退する選手たちから受け取ったバトンを受け取り、来年から戦うのはハイレベルな舞台。4年生の思いをつなぎ、次なる目標である関西制覇を必ず達成してほしい。更なる歴史を作るべく躍進するラクロス部に、今後も目が離せない。【撮影・分析:粟野桃】

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