11月26日、近畿大学Eキャンパスグラウンド(大阪府)で関西大学ラグビージュニアリーグ最終節が行われた。近大と対戦した同志社は、12ー44で大敗。接点で圧倒され、黒星でリーグ最終節を終えた。
先制点を決めたのは同志社だった。開始5分、敵陣22㍍付近のラインアウトを起点に長島(スポ1)からボールを受けた齋藤(文情4)が相手のディフェンスラインを破りトライ(7ー0)。流れをつかみかけた同志社だったがリスタート後にペナルティを犯してしまう。自陣22㍍に侵入を許すと、ラインアウトモールから簡単にトライを許し、わずか2分で流れを断ち切られた(7ー5)。
その後は、両者ペナルティが多く攻めきれない時間が続いた。そんな中均衡(きんこう)を破ったのは近大。20分に自陣ゴール前にラインアウトを起点にアタックを継続されトライを奪われる(7ー12)。さらに同24分、近大の攻撃にディフェンスラインを崩され、トライを許した(7ー19)。
互いにチャンスのシーンでスコアすることができない時間帯が続く中、40分に近大が同志社陣でのペナルティからショットを選択。PG(ペナルティゴール)決められハーフタイム迎えた(7ー22)。
攻守ともに切り替えて逆転を狙いたい後半。しかし、試合はいきなり動く。同1分に相手BKにミスマッチを突かれ、トライを奪われる(7ー29)。さらに11分、同志社のスクラムでのペナルティから隙を突かれビッグケインを許す。オフロードパスを繋がれると、追加点を奪われた(7ー34)。
勢いを取り戻したい同志社。同13分、敵陣22㍍付近のラインアウトを起点にモールを形成。そこからワイドにアタックを展開し、SH福岡(スポ3)からWTB天野(心理3)へボールをつなぎ大外にトライ(12ー34)。ゲームの主導権を握られていた中、一矢報いる。
流れに乗り切ることができないまま、その後の19分間は互いにペナルティが多発する時間が続く。しかし、32分相手に連続攻撃からBKに数的有利を生み出されトライを許す(12ー41)。同40分には、駄目押しのPGを決められ、試合は終了した(12ー44)。
勝ち点奪取を目指し、Aリーグのリベンジを狙った今試合。「1対1の接点で勝つのを目標にしていたが相手のディフェンスにはまってしまって、1vs1のシチュエーションに勝てずにこのような結果になってしまった」(笠原・法4)。今季は2勝5敗と厳しい結果となったJrリーグ。来季では明確になった課題を修正し、昨年以来のJr.リーグ優勝に向かって突き進む。
(文責・吉本光之介、撮影・浅川明日香、大嶽悠雅、早川京、平沼栞)