12月17日に伏見桃山城運動公園球技場(京都府)で新人戦ウィンターステージ決勝トーナメントが行われた。同志社は甲南大、関学大、大と対戦しそれぞれ2-0、0-1、2-0で3位という結果に終わった。
一試合目の甲南大との試合では、66番木下(経済1)0番田中(文情1)が得点を決め、2-0で快勝。二試合目の関学大戦では試合時間残り2分でDF陣を突破され、得点を許してしまう。そのまま逃げ切られ0-1で敗北。惜しくも決勝進出は逃したものの、3位決定戦の京大戦へと臨んだ。
表彰台に上がるためには勝利が必須条件であるこの試合。第1Qでは序盤から、積極的に攻める姿勢が見られた。相手の隙を突き、49番長尾(スポ1)や0番田中が果敢にシュートを狙っていくも、決め切ることができない。アタックの流れを継続することができない同志社。しかし京大のカウンターに対して守備陣が連携した守りを見せる。9分、ピンチのシーンで41番松井(商1)と24番山田(法1)が二人で相手を止めるプレーが見られた。両者一歩も譲らない拮抗(きっこう)した試合展開で第一Qを折り返した。
何とか得点を挙げ、ゲームを優位に運びたい中迎えた第2Q。最初に試合を動かしたのは同志社だった。1分に、41番松井がサイドから駆け上がり49番長尾にパス。そのまま決め切り、今試合の先制点を挙げた。(1-0)得点シーンについて長尾は「いつもあの得点シーンは練習していたが、リスキーだったので試せていなかったが、スペースが空いていたので実際に試合でやって決めることが出来た」と語った。追加点を挙げ京大を突き放したい同志社。しかし、その後流れに乗って攻め切ることが出来ず約6分間、攻守の切り替えが激しい時間帯が続く。そんな中66番木下が7分に、流れを変える。ボールを保持したまま自ら前進し、相手のゴールネットを揺らした。(2-0)追加点を挙げ、流れに乗った同志社は約5分間、攻守にわたって安定したプレーを魅せる。
チーム全員の意思がひとつとなりそのまま隙を見せることなく2-0で京大戦に勝利。同志社大学ラクロス部はウィンターステージ関西3位という結果で幕を閉じた。(文責:吉本光之助・撮影:早川京)