陸上ホッケー部(男子)
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【陸上ホッケー部男子】入れ替え戦決定

 6月4日、5日に立命館OICフィールド(大阪府)で対聖泉大戦、対関学大戦が行われた。勝てば王座決定戦出場、負ければ入れ替え戦が決まる大事な一戦。プレッシャーがかかる中、勝利を目指して気持ちを1つに試合に臨んだ。

 2-2でSO戦まで持ち込みたいと意気込んでいた聖泉大戦。立ち上がりが重要な第1Qでは、序盤から長距離でボールを運ぶシーンも見られ、互いにせめぎ合う時間が続く。

攻め込む池田

 積極的にパスを回していくも、相手のカット技術がさらに上を行く。ほんのわずかな隙から一瞬でリードを握られると相手優勢に。サークル内にあまり攻め込むことができないまま第2Qへ。

 ここでもあまりボールがキープできないまま半分が経過した。じわじわとサークル内に攻め込まれ、必死に守りに入っていた。ボールが行き交い、取っては取られを繰り返す中、入江(法4)のスティックに当たった球が宙へ。浮いた球をそのまま決められそのままシュート。思いがけない先制点献上に呆然とした。「プレッシャーに打ち勝てず、気持ちで負けてしまった」(入江)。

 何とか追い付きたい後半戦。第3QではPC(ペナルティコーナー)を何度も取られるも、ミーティングで確認した立ち位置通り、守りを徹底し無失点で抑えていく。相手より人数をかけて守り、その分カウンターを狙って少ないチャンスで決め切ることを意識した。

PCの時の選手たち

 第4Q終了まで1分を切った時、今試合初のPCを獲得。追い付けるチャンスが目の前まで来ていた。しかし、放ったボールは惜しくも決まらず試合終了。1-0で入れ替え戦が決定した。

 今までより最少失点に抑えることができたものの、1点の壁が高く、体力の限界とともに相手の堅い守りを突破することができなかった。しかし、PCでの無失点は大きな収穫だ。守りの研磨とともに少ない攻撃での決定率の向上にも努めていきたい。

 昨日の反省を踏まえ、1勝することを目標に挑んだ関学大戦。開始早々際どいシュートが飛び、防ごうとするとPCにつながる流れに。開始7分のPCは相手の失敗でピンチを回避したが、9分のPCでは着実にパスを回され、キーパーの右下を抜けるシュート。またもや先制点を奪われてしまった。

群から抜けた坂間(スポ1)

 続く第2Qでは、掛け声を意識しながら相手陣地に攻め込んでいく。均衡した状態から相手の隙を突くパスも見られ、奥へ奥へとボールを運ぶ。残り1分半では同志社側のPCの機会をつかんだが、うまくつながらず得点獲得には至らなかった。「PC自体があまり取れていないし、取っても決定率の低さが課題」(矢野・法2)。

ボールを奪う矢野

 後半も序盤の失点を取りかえそうと奮闘するも、苦しい展開が続く。相手のスピードについていくでの精一杯でフォーメーションがあまりうまく機能せず、第4Qでもさらにもう1失点。守りや攻撃で相手との実力差を痛感した。最後まで必死にフィールドを駆け抜けるも、無得点のまま2-0でゲームは終了。悔いの残る試合となった。

 勝ちに行った試合で勝てなかった2日間。リーグ序盤から成長した姿を見られたものの、1勝までが遠く、連敗が続いている。次戦はいよいよ入れ替え戦。「今のままでは点を取れないと思うのでもっと工夫してチームを大きく変えられるようにしたい」(池田・スポ4)。1部に挑む側だった昨季と異なり、2部を迎え撃つ側になった今季。1季で落ちるわけにはいかない。残留をかけ、チーム一丸となってしっかり勝ちにいきたい。

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