陸上ホッケー部(男子)
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【陸上ホッケー部男子】春優勝校に奮闘

 9月25日、親里ホッケー場(奈良県)で対天理大戦が行われた。2日前大敗を喫した初戦の朝日大戦から1日空いての今試合。基礎的な攻守を見直したり、意識を共有したりと入念なミーティングを経て試合を迎えた。

 朝日大戦の反省から上回生メインで試合に挑んだ。第1Q開始7分には、相手の危険なプレーからPC(ペナルティコーナー)を奪う。しかし、放ったシュートは決まらず外へ。先制点を奪うことができなかった。残り4分では、やり直しになった相手PCを防ぎ切れずに失点。貴重な先制点を献上した。

 続く第2Qでは、開始早々追加点を奪われた。しかし、相手の隙からボールを奪うと池田(スポ4)が駆け上がりそのままシュート。

得点を決めた池田

「3本に1本得点を決められたらいいなと思ってずっとやっているので、こけかけて足ももつれていたが、なんとか入ってくれてよかった」。まさかの得点に選手たちからも歓声が上がる。ラスト5分ではPCを取られるも、何とか防ぎ切り1-2で前半を折り返す。

 迎えた後半戦、開始6分のPCで悲劇が起こる。相手のシュートを止めるべく体を張って立ち向かった新井(社3)にボールが激打。動くことができずそのまま崩れ込む。試合が中断し、緊張感が漂う。加えて、入江も負傷で抜けるなど、思わぬアクシデントが続き、1回生がカバーすることに。「前半は良かったが、後半に崩れてしまった。相手が変えてきたところを、もう一回対応できるようにしたい」(矢野)。相手の攻めの変更点に柔軟に対応できず、連続でPCを与えてしまうなど、選手層の厚さや技術面で課題が浮かび上がる。

攻め込む坂間(商1)

 最終Qでは、相手の隙を突き攻め込む場面も見られたが、体力の限界から、守備の甘さが目立つ。「PCは取られるのもよくないし、取れる前の部分にも原因はあるので、ディフェンダーだけじゃなくてMF、FWも守りとかをしないとファールで止めることができないため、結局はスキル不足だ」(金田・文情2)。

ボールを運ぶ金田

1部のスピード感に追い付けないまま、春季リーグ優勝校に対して、1-8。1桁失点には収めたものの、課題が残る試合となった。

奮闘する寺田(生命1)

 次戦はいよいよインカレ。「後ろでの回しのレベルが、そこからの攻撃に直結してくると思うので、ディフェンスの攻撃の組み立て方とかも安心してできるようにしたい」(宮原・商2)。足元への意識を高め、攻撃のパターンを増やすことが求められる。初戦の相手は法大。厳しい戦いが予想されるが、ここから1カ月、層の厚さに重点を置き、チームの気持ちを1つにして初戦突破を目指していく。【文責:伊藤千遥、撮影:大江可憐】

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