11月2日、大井ホッケー競技場サブピッチ(東京都)で第71回全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)が行われた。同志社は法大と対戦し、0-10で敗北を喫した。
今試合は怪我の影響もあり、ポジションの変更を余儀なくされた。ゆえに試合までの期間、各々が新しいポジションに挑戦し、ロングパスへの対応や守備の確認などの準備を行なってきた。
「次につなげる試合という意味で1点は取って、最低限自分たちがやれることをやりたい」(入江)という目標を掲げて挑んだ今試合。「第1Qから立ち上がりが悪く、なかなか自分たちのペースでプレーができなかった」(大河原・法4)。開始2分、相手にPC(ペナルティコーナー)のチャンスを与えると、こぼれ球を押し込まれ失点。開始早々、相手に先制点を許してしまう。続く5分には、隙を突かれ追加点を献上。その後は何度か与えたPCのチャンスをDF陣やGKが必死に守り切るも、第1Q終了間際にシュートを決められ、0-3で第1Qを終える。
「今できることをしっかりやろう」という主将・矢野(法3)の言葉から始まった第2Q。開始20分、法大のPCをGK大河原が一度止めるも押し込まれ、不運な形で点を決められる。その後も相手がペースを握る展開が続き、0-4で前半を折り返した。
迎えた後半は、激しい試合展開が繰り広げられた。相手の猛攻を止めようと、上回生を中心に1年生も果敢にボールを奪いに行く。しかし流れを変えることはできず、このQだけで3失点。所々で同志社らしいプレーを見せるも、点を獲得することはできなかった。
なんとか1点を取りたい最終Q。池田(スポ4)がゴール付近までボールを運び、得点の機会をつくるも決めきれない。相手のプレーに翻弄(ほんろう)され、さらに3点の失点を許し0-10で試合は終了。インカレは初戦敗退となった。
試合後、全員が口を揃えて課題点として挙げたのは「修正力」。序盤の悪い流れを修正できなかったことが大差での負けにつながった。
次戦は来週に行われる聖戦大との対戦。「勝ちに行くのはもちろんだが、次に繋がる試合を展開したい」(矢野)。今試合で見つかった課題を修正し、なんとしても次戦の勝利につなげたい。(文責:大江可憐、撮影:伊藤千遥)