陸上ホッケー部(男子)
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【男子陸上ホッケー部】全力で戦い切り1部残留決定

12月3日、親里ホッケー場(奈良県)で関西学生ホッケー秋季リーグ(インカレ)が行われた。同志社は関学大と対戦し、1-0で勝利。1部リーグに昇格してから初めて入れ替え戦を回避した。

喜ぶ選手たち

何度もPC(ペナルティコーナー)が続く中、チーム全体で点数を守る試合展開。

試合開始から1分、相手選手のパスを奪い走り込んだ坂間(商1)が大きく前進。ゴール前に位置付けていた深沢(法4)にうまくパスをつなぐと見事にシュートを決め、試合開始早々から先制点を取った。「坂間が来るというのは練習でもやっていたプレーだったので取る事が出来た。」(深沢)。そのまま点数を守り切り、幸先のいいスタートを切った。

相手の得点を追う側ではなく追われる側として臨んだ第2Q。主将・矢野(法3)がチーム全体
を鼓舞しつつ、コートの中にいる敵選手に注意するよう促した。このQだけで3回も自陣でPCを防いだ同志社。得点は動かず第3Qへ進んだ。

第3Q、開始から5分で宮原(商2)がディフェンスの際に敵選手を転倒させ、グリーンカードをもらう。
選手が1人少ない状況でも果敢に攻め込み、先制点を守り切るだけでなく、次なる1点を狙った攻めの試合を展開。「先制点を取った後も、ハーフタイムやQ間の休憩で2点目を取りに行こうと話し合っていた。」(矢野)。追われる側として守りに入りきらず、攻めるホッケーをし続けた結果、今回の無失点に繋がったと語った。

最後の第4クォーター。関学大の怒涛の攻め込みに耐える同志社は第4Qだけの合計で7回ものPCを防ぎきった。何度も続く攻め込みの中でゴールキーパーの大河原(法4)は「PCで失点することが総じて今年は多かったので、ギアを入れ替えて臨めたことがこの結果かなと考えています。」(大河原)と語った。

今試合だけで13回ものPCを守り切り、見事勝利をつかみ、1部リーグで2勝を挙げた。

ボールを運ぶ池田

12月4日、親里ホッケー場(奈良県)で第71回関西学生ホッケー秋季リーグ5位決定戦が行われた。同志社は聖泉大と対戦し、0-2で敗北を喫した。

試合開始から30秒、早くも試合が動く。相手にPCを与えてしまった同志社は先制点を許してしまう(0-1)。その後、自陣のゴール前で守備をする時間が続く。しかし7分、矢野(法3)が抜き出て一気に前へ、池田にスムーズなパスを出すも得点を決め切ることは出来ない。また、10分に坂間を起点にパスを回すなど、決めきれなかったものの、シュートチャンスを作った。

守備をする池田

1点を追う形で迎えた第2Q。聖泉大優勢でゲームは展開される。ゴールへ飛んできたボールを大河原(法4)が冷静に処理。チーム全体で好守備を見せる。しかし5分、ふとした隙からボールの主導権が変わり、聖泉大がロングパスを出す。そのパスが繋がり、ゴール前でシュートを打たれ防ぎきれず追加点を献上。(0-2)また、10分には聖泉大にPCを与えてしまう。しかしブロックに成功。そのままカウンターで敵陣攻め入るも得点することは出来ない。アタックの時間が少なく攻め切ることができないまま第2Qを終えた。

何とか点を返したい第3Q、両者ともボールを回し攻守の切り替えが激しく拮抗(きっこう)した試合運びが続く。同志社は縦を意識してパスを繋ぐも、相手の意表を突くパス回しに翻弄され、思うようにプレーすることが出来ない同志社。少ないチャンスの中、12分に池田(スポ4)が軽やかなボール運びで前進するも相手DFに阻まれ得点とはならず。両者1点も譲らない展開で最終Qへと臨んだ。

第4Q、序盤から相手の猛攻に耐え凌ぐ時間が続く。3分にはDFのギャップからゴール前へ攻め込まれるも、大河原が好セーブを見せる。のよプレーを機に流れが変わり同志社も攻めの時間帯が増える。何とか1点を返したい同志社。12分、矢野から池田へのパスで相手DFを何枚も破り一気にサークル内へ侵入。シュートは決まらなかったものの、1点取ろうという意地が垣間見える。しかしその後得点は動かず、0-2で試合を終えた。

試合後の選手たち

秋季リーグ最終戦は惜しくも白星を飾ることが出来なかった。主将矢野(法3)は、「今期で4回生が引退して、来季はチームの主力メンバーが大きく変わります。来季に向けて全員守備、全員攻撃のホッケーをできるチーム作りを行って行っていきたいと考えています。」と目標を語った。秋季リーグは6位で終了した今大会。来季から再始動する新チームでは、各々が成長した姿を見せ、連勝街道を突き進め。(文責:倉田蓮大・吉本光之介、撮影:伊藤千遥)

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