日本拳法部
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【日本拳法部】男女ともにベスト4で散る

第27回西日本学生拳法選手権大会

 4月27日、Asueアリーナ大阪(大阪府)で第27回西日本学生拳法選手権大会が行われた。同志社は男子と女子両部門で出場。ともに3位決定戦で敗れ、ベスト4で幕を閉じた。

 長かったオフシーズンが終わり、いよいよ迎えた今シーズン初の公式戦。主将の中森(文情4)も「体力重視で、体力をつけることを意識して練習してきた」と語ったように、冬から体力練習に特化。西日本で結果を残すべく取り組んできたという練習の成果を活かすべく、意気込んで臨んだ。

近大相手に5人抜きを達成した河野

 初めに行われたのは男子団体の予選リーグ。ここ数年同志社は予選リーグで姿を消しており、予選突破は西日本優勝を目指すチームにとって最初の難関だった。初戦の相手は立命館。先鋒の光武(スポ健3)が引き分けると、続く西村(商1)、鎮西(法3)、山澄(経4)がそれぞれ2勝を挙げ、大事な同立戦を難なく勝利した。2戦目に迎えた相手は近大。先鋒の増岡(生命4)、次鋒の松尾(スポ健3)が連続で倒れたものの、松下(文情3)が1勝1敗と粘り、続く河野(社3)が驚異の5人抜き。見事近大にも勝利し、予選リーグを1位通過。難関をクリアし、2021年以来3年ぶりに決勝トーナメントに進出した。

 続いて行われたのは女子トーナメント。女子チームもまた部員数が少ない中メニューを考え、団体で勝てるように鍛錬を積んできた。初戦の大公大戦を3勝0敗で突破し、迎えた準決勝。関大を相手に戦い、先鋒の中野(スポ健1)が1勝を挙げたものの、続く廣井(商2)、近藤(同女・現社2)が相次いで倒れ、準決勝でトーナメントから姿を消した。その後行われた3位決定戦でも、関学大を相手に1勝も挙げることができず敗戦。ベスト4という結果に終わったものの、各所に善戦が多く見られた。今後の成長にも期待がかかる。

関学大戦では大将を務めた和田(同女・現社2)

 決勝トーナメントに進出した男子チーム。準決勝の相手に龍谷大を迎えた。先鋒の河野が初戦を取り、三鋒の鎮西が2勝を挙げる。「流れは断ち切れたが、もうひと踏ん張りしたかった」(鎮西)。しかしそこから龍谷大の猛攻に押され、3勝6敗1分で敗北を喫した。続いて行われた3位決定戦。表彰台を目指し関学大と戦った。初戦から相手の速攻に押され劣勢ムードが流れるものの、河野、鎮西、山澄、中森がそれぞれ1勝を奪う。しかし最後まで相手の勢いを止めることができず、4勝7敗で敗戦。表彰台に登ることは叶わず、ベスト4で姿を消した。

龍谷大を相手に健闘した鎮西

 男女ともにベスト4で終わった今大会。それぞれ成長こそ見られたものの、さらに高みを目指すチームにとっては悔しい滑り出しとなった。1週間後には京都府民大会、京都府学生リーグを迎える。「今日の鬱憤を晴らすべく、リーグで優勝して個人でも成績を残したい」(中森)。今大会の反省を糧に、さらなる飛躍を遂げよ。(黒田周良)

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