第37回全国大学選抜選手権大会
6月23日、中央大学多摩キャンパス第一体育館(東京都)にて第37回全国大学選抜選手権大会が行われた。同志社からは男女ともに出場し、ベスト8という結果に終わった。
今シーズン初めて行われた全国大会。全国各地から、男子は28大学28チーム、女子は13大学14チームが出場し、トーナメント制で王座を懸けて争った。同志社は昨年男子のみが出場し、3回戦で明大に敗れベスト8。悔しい結果に終わった前大会の成績を上回るべく臨んだ。
まず初めに行われたのは男子の部。1回戦は関東学院大と対戦した。しかし、序盤から思うように試合を進めることができない。先鋒の光武(商3)が連続の面突きで2本を取られ1敗。その後松尾(スポ3)、山澄(経4)、石原(理工4)がそれぞれ胴突きで3勝を挙げるも、大将を務めた主将・中森(文情4)が相手に面突きを決められ、まさかの敗戦。「結果はまだしも内容があまり良くなかった」(中森)。3-2で試合には勝利したものの、後味の悪い一戦となった。
2回戦では名城大と対戦した。先鋒の山澄が相手に胴蹴りで1本を決められるものの、連続の胴突きですぐさま逆転し勝利。続く崔(法3)、湊本(商3)、鎮西(法3)も勝利。1回戦に続き大将を務めた中森も、今度は相手に1本も決めさせることなく、連続で面突きを決め勝利。5-0で名城大を破り、次戦に駒を進めた。
そして迎えた準々決勝。相手は同じブロックでAシード校として出場していた明大。昨年敗北を喫した相手との対戦となった今試合では、中堅に中森、大将に湊本が入るなど、大きく布陣を入れ替えて臨んだ。しかし全国の精鋭が集う明大に力で上回ることができず、苦戦を強いられることとなった。先鋒の光武が胴突きで敗北を喫すると、続く次鋒の山澄も面突きを連続で2本決められ敗戦。また中堅に入った中森も、存分に力を発揮できない。相手に胴突きを1本決められると、そのまま制限時間の3分が過ぎ敗戦。続く鎮西、湊本もそれぞれ敗戦し、0-5で敗北。強豪相手に手も足も出ず、2年連続ベスト8で姿を消すこととなった。「1回戦、2回戦と成績が悪く、良い感じで明治を迎えることができなかった」(中森)。2年連続の敗戦に、主将は悔しさを滲ませた。
続いて行われたのは女子の部。昨年経験できなかった全国の舞台で、女子チームも存在感を発揮した。1回戦の相手は青学大B。先鋒の和田(同女2)が連続の面突きですかさず1勝を挙げる。続く堀内(同女2)が相手に面突きを2本決められ1勝を落とすも、大将を務めた廣井(商2)が胴突きを連続で決め勝利。2-1で勝利を挙げた。しかし続く2回戦では、シード校の関学大相手に思うような試合展開ができない。先鋒の廣井が胴突きで1本こそ奪ったものの、相手のペースに流され敗北。続く近藤(同女2)、中野(スポ1)も敗れ、2回戦で戦いを終えた。
今年初となった全国の舞台は、結果としては悔しいものだったが、選手たちの成長は如実に試合の中で表れ始めている。「松尾や湊本などがカバーしてくれたりして、下級生の底上げがあったのは良かった」(中森)。2週間後に控える大会は個人戦。団体戦とは異なるが、今大会で見つけた課題を着実にクリアし、表彰台を目指せ。(黒田周良)