日本拳法部
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【日本拳法部】仲間の応援が力になった全日本個人

第39回全日本学生拳法個人選手権大会

 10月27日、名古屋市天白スポーツセンター(愛知県)において第39回全日本学生拳法個人選手権大会が行われた。同志社からは男子の部に、崔(法3)、石原(理工4)、山中(文情1)、中森(文情4)、松尾(スポ3)、山澄(経4)、光武(スポ3)、足立(ILA2)、鎮西(法3)、増岡(生命4)、西村(商1)、 女子の部に北岸(GR3)、和田(同女2)、中野(スポ1)、堀内(同女2)、廣井(商2)、近藤(同女2)が出場。いずれも予選敗退となったものの、1か月後に控えるインカレ大会に向け順調な調整ぶりをアピールした。 

 男女ともにトーナメント制で開催された今試合。全国各地から集った男子176名、女子57名の拳士たちが王座を目指し闘った。

一回戦の近藤

 最初に行われたのは女子の部。6名が出場しライバルたちとしのぎを削った中、特に近藤の活躍が光った。大学から日本拳法を始め、今年念願の黒帯を獲得した2年生。全日本個人に出場するのは、今大会が初めてだった。「緊張していたけど、当たって砕けろという感じで向かっていった」(近藤)。こわばった表情を見せつつも、1回戦から実力を発揮しストレート勝ちを見せる。2回戦でも格上相手に速攻で胴突き2本を奪い勝利。この日出場した女子選手で唯一3回戦に駒を進めた。3回戦では胴突きを2本奪われ敗戦。惜しくも次戦へ勝ち進むことはできなかった。試合後、「練習試合でも対戦したことがある人で、2本とも同じ組技でやられてしまったので、次はそこをもっと強化したい」と語った近藤。初出場ながら、冷静にプレーを分析した彼女のさらなる成長に期待が寄せられる。 

 続いて行われた男子の部は同志社から11名がエントリー。その中でも中森、山澄が4回戦に進出する活躍をみせた。

勝利し、雄たけびをあげる中森

 シード権を獲得し、2回戦からの出場となった中森。2、3回戦と勝利を収め、4回戦は去年敗北している中央大の竹原と対峙した。積極的に技を仕掛けるも、相手に胴突き、面突きを決められ敗北。雪辱を果たすことは叶わなず、悔いの残る結果となった。 

牽制しあう山澄

 山澄は1回戦を速攻で勝利し、2回戦で「ずっとこの人に勝つのを目標に練習してきた」(山澄)という相手と相対した。攻撃を上手くかわし、面突きを2本決め勝負あり。試合後は「パンチや蹴りが上手いのでいかにそれをガードして投げの勝負に持って行くかを意識してやって、うまく作戦がはまってよかった」(山澄)と振り返った。続く3回戦でも白星を挙げる。しかし、4回戦では強敵相手に歯が立たず、敗北を喫した。 

 それぞれが課題を見つけ、多くの収穫があった今大会。主将の中森はインカレ団体戦に向け、「笑って終われるように勝負強いチームをつくりたい」と闘争心をのぞかせた。全国の地で強敵撃破に向け気合い十分だ。 (黒田周良、若松晏衣)

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