ラグビー部
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【ラグビー部】春季トーナメント初戦制した

5月14日、2023年度関西大学春季トーナメント戦2回戦が立命館大学BKCグリーンフィールド(滋賀県)で行われた。立命大と対戦した悪天候の中24-15で勝利した。

円陣を組む選手たち

曇天の中、始まった今試合。開始早々、試合が動く。前半3分、同志社はセンターがパスをつなぎ、そこからシェイプで連続アタック。最後はBKが3対1の場面を作り、福田(理工4)が先制トライを獲得した(7-0)。

 今日のゲームプランについて、キャプテン山本敦(社4)は「テーマは『ハンティング』ってところで、去年負けているので1人1人相手を狩る気持ち相手が嫌がるプレーをしよう」と振り返った。

 「雨の日こそ接点1対1のとこで、シンプルなプレーで相手を上回るのを大事にしようと言って試合に臨んだ」(芦塚・社4)。雨が降り始め、ボールが滑る状況でモールやワンパスなどのパス回数を減らしたアタックで攻める。そこから同志社は同12分、相手のFWの勢いに押され自陣5㍍ラインまで迫られるもペナルティーを獲得。陣地を回復した。

突破する奥平(法3)

 そして同14分、同志社のカウンターと相手のペナルティーから敵陣5㍍でラインアウトを獲得。このラインアウトをミスするもこぼれたボールをしっかりとカバーし、中央まで運ぶことに成功。SH藤田海(商3)がゴールラインへと飛び込みトライ(14-0)。続けてトライを狙いに行く同志社はSO嘉納(スポ4)がペナルティキックから大きく陣地を回復。ラインアウトのモールのダミーからBKが中央のギャップを突き、桃田(商2)がラインブレークする。サポートしていた嘉納にボールが渡り追加点を挙げた(21-0)。

同25分、このまま流れに乗るためにBKからのワンパスでディフェンスラインの隙を突きにいったが、このパスをインターセプトされてしまい、約50㍍の独走を許してしまう。間一髪のところで芦塚(社4)が追いつき、トライを防いだ。しかし、相手FWのピックアンドゴーの猛攻を止めることができず、結果的に得点を許してしまった(21-7)。

ボールを運ぶ桃田

その直後、気持ちを入れ替えたい同志社だったが、またも同じ展開からパスミスを拾われ、走り切られてしまう(21-12)。それに加えて、前半33分桃田がシンビンを受け、同志社は14人となった。

しかし、この悪い流れを嘉納のキックが断ち切る。「キックでエリアをとってディフェンスしていく」(嘉納)と意識し、蹴り合いを制した。敵陣まで持ち直したが、お互いのミスにより停滞の時間が続く。前半38分、自陣スクラムからブレイクダウンをつくりFWがラックで耐えて時間を使い切り、前半が終了した。

タックルを受ける芦塚

 未だ14人となった同志社は苦しい時間が続く後半戦。後半1分、立命館に中央スクラムでアーリープッシュを取られ、相手はペナルティーゴールを選択。これを決められ、21―15とされた。

 点差を広げたい同志社は後半5分、キックオフをターンオーバーするもノットリリースに。両チーム決め手を欠く展開の中、ディフェンスを中心に敵陣でプレーする。後半の膠着(こうちゃく)した状況に、副将芦塚は「前半の最後の方に崩れたから、そこをもう1回立て直しのところを後半の入りしていく、その中で1人少なかったので最初は固く固くでいかにみんなが1人ずつハードワークして自分の仕事をやるか(だった)」と振り返った。

 その後同志社も後半20分、相手がスクラムを崩した反則でペナルティーゴールを選択、藤田海がこれを成功し24―15と点差を広げる。

 敵陣でのプレーでプレッシャーをかけ続け、一進一退の攻防を繰り広げた同立戦は、このまま同志社のディフェンスが機能し勝利を収めた。

 今日の総括として宮本監督は「去年からから始まってシーズンを通して負けが混んだので、ここで立命さんに対して何か変えないといけないと思っていた。同じ場所でいい内容で、反省はありますけど今後につながるかなと思います」とコメントした。次戦は中1週間で立大との定期戦。試合を重ねるごとに成長し、さらにレベルアップした紺グレを見せてほしい。(文責・西田雄哉、撮影・勝部健人、俣野百香)

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