ラグビー部
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【ラグビー部】明日につないだ勝利

 5月27日、京都産業大学神山グラウンド(京都府)で、京産大Bとの練習試合が行われた。同志社は1年前の雪辱を果たし26ー13で勝利をつかんだ。

 明日の強豪天理戦に向けいい形でつなげるべく挑んだ今試合。開始3分、ラインアウトからオーバーボールが山田慧(文情4)にわたりインゴールへ走り込む。仲間のミスをカバーし先制トライを奪取した(7ー0)。しかし同10分、相手FWのアタックに対応できず、トライを許した(7ー5)。緊迫した状況で、点差を突き放すべくすかさず追い上げを見せた同志社。2分後、山崎(政策2)がキックオフから大きくゲインし相手の反則で敵陣5㍍ラインからラインアウトを得る。そのままモールで相手ディフェンスを破り、最後は渡邊(経4)がトライに成功(12ー5)。ホーム京産大の雰囲気にのまれず流れを取り戻した。

ねじ込む山田慧

 しかし中盤、ラインアウトでの失敗が目立ち膠着(こうちゃく)状態が続く。同17分、ハーフパントからのターンオーバーを狙うも反則を取られる。自陣22㍍ラインまで攻められピンチを招いた。スクラムでも同志社が主導権を握り果敢に攻め込むも、コラプシングを取られなかなか陣地を回復できない。「前に出てディフェンスするところとブレークダウンはすごく通用していた」(市川・法4)。それでも練習で力を入れてきたディフェンスでリードを守り切り前半を終えた。

突破する市川

 迎えた後半は、キックを主体に戦う両者によるエリアの取り合いが続いた。同19分、敵陣22㍍ラインの内側でペナルティーキックを獲得する。PG(ペナルティーゴール)を狙える位置まで深く攻め込んでいたが、強気にトライを狙いスクラムを選択。しかし、ゴールラインを破れず得点には至らなかった。同25分、先に追加点を挙げたのは同志社だった。スピードに乗った市川が中央でボールを受けディフェンスラインを切り裂く。ハンドオフで相手選手を突き飛ばし、そのままインゴールでボールを押さえた(19ー5)。

市川に駆け寄る選手たち

 その後、同29分に1トライ、同39分にPG(ペナルティーゴール)を決められ6点差にまで迫られる。だが、最後まで防御の圧力を弱めなかった。「パスが通ったらタックルできるように準備していたので、そこでボールがちょうどきたことが良かった」(江口・社3)。相手のミスにつけ込んだ江口がダメ押しのトライ。26ー13で試合を制した。

トライを決める江口
パスを出す福岡

 ゲームキャプテンを務めた福岡(スポ4)は「今回Bチームでしたけど、どの試合に出ても全員がチームでやろうとしていることをやるだけだと思う」と今後への抱負を語った。明日の天理戦も勝利を飾りこの流れをさらに加速させる。(文責:湊結子、撮影:勝部健人・俣野百香)

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