ラグビー部
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【ラグビー部】明大に敗北も収穫と課題得る

成田ラグビーフェスティバル 第85回定期戦

【本日のスタメン】
1.前田(スポ2) 2.荒川駿(法2) 3.笛木(商3) 4.寺北(スポ4) 5.柏村(社2) 
6.吉田慧(政策2) 7.木村圭(政策4) 8.林慶(スポ3) 9.石田(法3) 10.野村(スポ4)
11.中村大(経3) 12.大島(スポ3) 13.ファイアラガ(社2) 14.岩本(社3) 15.上嶋(スポ2) 
Re.16.河岸(文情4) 17.潰田(経4) 18.是枝(文情1) 19.山崎暖(政策3) 20.中谷(法1) 
21.藤田海(商4) 22.下平(経2) 23.桃田(商3)

 

 6月23日、成田市重兵衛スポーツフィールド中台陸上競技場(千葉県)で成田ラグビーフェスティバル・第85回定期戦が行われた。昨年全国2位の強豪校・明大と対戦。果敢に立ち向かうも、規律の乱れから主導権を渡し33-64で敗戦した。

子どもたちと手をつないで入場する中谷

 最初に試合を動かしたのは同志社だった。「入りの部分も全員で強気に強気に、ミスしても強気にチャレンジしよう」(寺北)。開始8分、自陣でのマイボールラインアウトをサインプレーで成功させ、荒川駿がビックゲイン。明大の反則を誘発し、ゴールライン前でのラインアウトのチャンスを獲得した。同10分ラインアウトを成功させるとモールで押し込み、先制トライを奪取(7-0)。幸先の良いスタートを切った。

ラインアウトでボールを投げ入れる荒川駿


 しかしその3分後、度重なる反則から自陣深くに切り込まれる。自陣ゴールライン前でのラインアウトからモールで押され早くも同点に追いつかれた(7-7)。


 その後は両チーム1トライずつを挙げ、拮抗(きっこう)した展開に持ち込む。だがミスや反則から流れに乗り切れない。「コンタクトの瞬間の速さ、サポートの速さに差を感じた」(大島)。BK陣のはやい展開力とFW陣のフィジカルに圧倒され、3連続で追加点を献上。14-31と点差を離され、前半が終了した。

ボールを運ぶ柏村

 後半は開始直後に明大の反則からスクラムを獲得。これを成功させると、藤田海が上嶋にバックパスでつなぐ。「上嶋がいいサインプレーの声を出してくれてそれをしっかり聞き取れた」(藤田海)。ラストパスを受け取った上嶋がインゴールへと走り、後半戦も試合直後の攻防を制した(21-31)。
 後半も前半と同様に撃ち合いの展開が続く。同13分にはスクラムから左大外に展開し、木村圭が追加点を挙げた(28-38)。

ボールをキャリーする吉田慧


 31分間はトライ数を並べ、奮戦を繰り広げる。しかし、ギアを上げて立ち向かう明大に突き放された。同35分には再び反則から自陣深くまで侵入されるとゴールライン前のラインアウトモールを止めることができず、失点(33-59)。その2分後にはスペースを抜けられるとあっけなくトライを許し、33-64で試合が終了した。

  紫紺の壁の高さを痛感しながらも、多くの収穫を得た紺グレ。「良かった部分をもっともっと伸ばして、自分たちの武器をしっかり作って、悪かった部分はしっかり修正する」(寺北)。再来週には春季トーナメント7、8位決定戦で摂南大と対戦する。秋季に良い流れでつなぐべく、春季最終戦を白星で終えろ。(文責・俣野百香、撮影・湊結子、渡邉柚果)

【試合後のコメント】
○キャプテン:寺北(LO)
ーー今日の総括
関東の強い大学を相手にもう本当に勝つ気で勝負しようっていう気持ちでいたんですけど、前半は自陣でのペナルティーで食い込まれて、 またモール組まれて、モールを止めてもその後のアタック、フィジカルでいかれてしまってトライっていう流れがあった。入りの部分では先制もできていい入りでいけたんですけど、その後ペナルティーって部分がやっぱ多くなってしまった。ボールも保有時間が多くなれば攻めていけたんですけど、逆にミスがあったりとか(ボールの保有時間を)増やせなくて、相手にアタックさせてしまうと、やっぱり強いアタックがあったので、その部分で相手に攻めさせてしまったっていうのが今回の課題だと思います。

ーーモールでトライをとれたことについて
ラインアウトの部分でまず最初から確実にとれるサインでいきましたし、モールの部分はアタックの部分にしっかりフォーカスして、先週よりかはいい手ごたえはあったので、そこは伸ばしつつ、しっかりその後もっとそこから勝ちにつなげていけるような、ゲームプランだったりとか練習だったりとか、そういう部分をしっかりやってやっていきたいなと思います。

○大島(CTB)
ーー12番の起用について
まだやったことがなかった。今週やったばっかりではっきりと言って何もわからないですし、意識するとかしないとかより、まず12番としてやれることをやる。目の前のことをやるだけでした。

ーー敗因について
ペナルティーのところ。中盤であれだけペナルティーをすると、やっぱりパワーのある明大のFWにはやられるので。中盤で簡単にペナルティーをしてしまったことが敗因です。

○酒井優HC
ーー今日の総括
明大を相手にモールでトライを取るっていうのはいつの時代もそうですけど、FWの明大ですからね。FWのところはそこは自信になったかなと思いますし、BKもボールを動かせば点数を取れるし、本当に明大のBKはいいので、その中でトライを取れたというところは自信になったんじゃないかなと思います。

ーー大島12番、上嶋15番に起用した意図
大島に関しては自分のプレーの幅を広げてほしい。彼自身ボールを持って走るのも得意ですし、この何試合か外にボールが回っていないなと感じていたので、大島を12番に下げることでそこから後ろに、それこそ上嶋とか岩本とか桃田のセブンズ組も帰ってきましたのでそこにしっかりと運べるように。SOっていう目線だけじゃなくて、大島から外に動く、もしくは大島が自分で走るっていうところを12番で勉強してほしいなと思って起用しました。
初めてなのでこれからですけど。そこも収穫というか、12番でもうちょっと試したいなという気になりました。

ーー次戦の摂南大戦に向けての意気込み
春最後ということもありますし、ちょっとずつ良くなっていると信じてやってきているので最後僕自身も勝ちたいなと思っていますし、やることを変えるとかじゃなくて、今までやってきたことを全て出し切るというところを1週間空きますけど、もう1回練習してみんなで頑張りたいなと思っています。

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