ラグビー部
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【ラグビー部】海外チームに対し大勝収めた

【本日のスタメン】

1.小川(スポ4)2.笛木(商4)3.小西(法4)4.北堀(文情4)5.西本(社1)6.齋藤(商4)7.吉岡(経4)8.コーエン(神4)9.中嶋(法1)10.丹羽(法1)11.荒木(経3)12.阪本(文情1)13.趙(法4)14.下平(経3)15.中村壮(経3)

集合写真を撮る選手たち

記念試合

 5月10日、Richmond Rugby Clubとの記念試合が同志社大学京田辺キャンパスラグビー場(京都府)で開催された。今回は普段、対戦する機会が少ない海外チームとの一戦。パワフルなプレーに会場内は終始熱気と興奮に包まれた。「体が大きな相手と試合することがないので、一つのチャレンジとして臨んだ」(下平)。明日に関西大学春季トーナメントの初戦を控えるため、今試合には4年生を軸としたジュニアチームで挑んだ。体格の大きな選手たちに屈せず、精巧なプレーを披露。主導権を握り続け、42-19で勝利を収めた。

突破する荒木

 同志社のキックオフで試合が開始されると、その直後から猛攻を見せる。同志社のペナルティで相手ボールとなるも、相手の隙を見たプレーでボールを奪い取った。すかさず荒木が敵陣22㍍ラインまでボールを運び、攻めの姿勢を確立。相手の威力の高いタックルに行方を阻まれるが、華麗なパス回しを見せ、ラストパスを受け取った中村壮が先制トライを獲得した(7-0)。このまま主導権を握りたい同志社。相手のキックオフから追加点を奪おうと、FW陣が果敢に攻撃。相手ボールラインアウトが乱れマイボールにすると、再び中村壮がインゴールへと迫る。しかし、ノックオンで好機を演出することはできなった。流れを相手に渡した同志社だったが、細かな動きで相手防御網のギャップをつきビッグゲインに成功。同15分に下平が持ち前の俊足を生かし、独走トライで追加点を獲得した(14-0)。「相手のフィジカルはとても強かったが、空いているところに攻めることができたという点では通用していた」(下平)。
 リードを広げたい同志社だったが、相手の強靭(きょうじん)なフィジカルに圧倒され自陣への侵入を許す。同25分には、相手の反則からマイボールスクラムで反撃を試みるも、止めきれず被トライ(14-7)。「スクラムの組み方が全然違って、そういった意味でやりくさがあった」(笛木)。
 その後も外国人選手の体格差に苦戦。しかし、スピードで圧倒的な差を見せつける。同33分、丹羽から流れるようなパス回しを見せると、ラストパスを受け取った下平が再びグランディング(21-7)。ここで前半終了を知らせるホイッスルが鳴り響いた。

ハイタッチを交わす左から荒木、趙

 「前半受け身が続いていたのでチャレンジしようと話し合った」(コーエン)。後半開始直後に同志社にピンチが訪れる。同1分、自陣への侵入を許すと、そのままトライを献上(21-14)。相手の反撃を阻止したい同志社は、敵陣で激しい肉弾戦を展開した。マイボールラインアウトを成功させると、モールで攻め込む。同11分、テンポの早いアタックで相手のディフェンスラインを突破すると、コーエンがトライを獲得(28-14)。その2分後には、相手のキックオフをコーエンが空中でキャッチしそのまま好機を見出す。受け取ったパスを北堀が着実にボールキャリーし、連続トライを決めた(35-14)。その後も、互いのチームが楕円球を追って縦横無尽にフィールドを駆け回るが、両者一歩も譲らない。拮抗した展開を打ち破ったのは、後半終了直前だった。同31分、同志社の防御網を切り崩されると、一気にインゴールへと飛び込まれる(35-19)。このままゲーム終了となると思われたが、その直後ビッグプレーが飛び出した。相手チームのキックパスで出し抜かれるも、ミスを誘発しマイボールとする。そのままカウンターアタックが炸裂し即座に敵陣深くに攻め込み、荒木がトライを獲得。42 -19で試合終了となった。

ボールを運ぶ下平

 「走り勝つという部分ができたことが勝利へとつながった」(小川)。今試合のテーマとして掲げていた『チャレンジ』を見事に体現。体格の部分で遅れをとる海外勢に対しても一歩も引かず、主導権を握って勝ち切ったこの一戦はチームにとって大きな自信となった。確かな手ごたえを得た今、さらなる成長にも期待がかかる。(文責・堀早槻、撮影・木田恋菜、小野里律子)

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