準硬式野球部
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【準硬式野球部】7回コールドで大商大下す

TEAM R H E
同志社 12
大商大

令和5年度関西地区1次予選トーナメント大会

 5月4日、同志社大学京田辺キャンパス軟式野球場(京都府)で令和5年度関西地区1次予選トーナメント大会Bブロック準決勝が行われた。同志社は大商大と対戦。中盤に相手を突き放し、8-0で7回コールド勝ちを収めた。

 本日より負ければ4年生の引退が決まる全国大会への予選トーナメント大会が開幕。スタメンに好調の中谷(経3)を起用するなど、約2週間の調整期間を生かし万全の布陣で臨んだ。緊張感が漂う中、試合開始早々に同志社が先手を取る。2死から池谷(心理2)が詰まりながらも中前安打を放ち出塁。続く大和田(商3)の打席で2ボールから盗塁を決めると相手の送球が逸れ一気に三塁へ進む。2死三塁と先制のチャンスでカウント3ボール0ストライクから高めの真っすぐを振り抜いた。「4番バッターとして打点がほしい場面だったので返すだけだった」(大和田)。捉えた打球はセンターの頭上を越え防球ネットに直撃。4番の一撃で幸先よく先制に成功した。

先制打を放った大和田

 一方、重圧のかかる先発マウンドには竹本(文情4)が上がった。今シーズンは不調に苦しみ、思うような投球ができていなかったが、状態が上向き先発に抜てき。「常に強気でいくことを意識して投げた」(竹本)。初回から走者を背負いながらの投球になったが、ボールに竹本本来の球威が戻っていた。すべての球種を満遍なく使い、ゾーンで勝負。積極的にスイングを仕掛けてくる相手打線を打たせて取り、スコアボードにゼロを並べた。

先発し好投を見せた竹本
ピンチを切り抜け澤田(スポ4)とタッチを交わす竹本

 「次の1点で試合の流れが変わると思っていた」(主将井筒・スポ4)。1-0で前半戦を折り返し、迎えた6回表。無死から篠原(商3)、向久保(商4)が連打で出塁。犠打で送り、2死後に岡田(スポ3)に打席が回った。ここでしぶとく三遊間を破る適時打を放ち待望の追加点。喉から手が出るほどほしかった次の1点をここで獲得し、試合の流れを引き寄せた。この回打線がつながり3点を奪うと7回には一挙4得点。一気に大商大を引き離し試合を決めた。先発竹本は復活を印象付ける7回零封。8-0の7回コールド勝ちで明日のBブロック決勝へ駒を進めた。

勝利を喜ぶ選手たち

 明日の相手は近畿六大学準硬式野球連盟3位通過の大経大。一昨年の全日本選手権大会(以下、全日)覇者であり、昨年の全日準決勝で同志社が敗れた相手だ。「引退が懸かっている試合でやり返せるのは本当にいいと思うし、どんな形でもいいのでしっかり勝って2次トーナメントにつなげたい」(井筒)。また、昨夏の大経大戦で先発した竹本は「自分のせいで去年負けたと思っているので、大経大に勝って絶対全日にいきたい」と熱い闘志を燃やした。代々受け継いできた日本一という目標を叶えるために貪欲に突き進んできた1年間。一昨年、昨年と夢半ばで途絶え、先輩たちが流してきた悔し涙をこんなところで流すわけにはいかない。皆の思いを背に受け、必ずや大経大にリベンジを果たす。(文責:丸山潤一郎、撮影:髙橋惇太)

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