令和5年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ
10月19日、令和5年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ第5節1回戦がベイコム野球場(兵庫県)で行われた。同志社は立命大と対戦し3-1で勝利。苦しんだ前節から一転、首位立命大に勝利を収めた。
先発マウンドに上がったのは谷本忠(社1)。前節に引き続き好投を見せる。「回を追うごとに投球を修正できた」(谷本忠)。6回までテンポのよいピッチングで、立命大打線を無失点に抑えた。7回、相手打線に左打者が並ぶ場面で、好投していた谷本忠に代えて中川(スポ3)をマウンドに送る。「まっすぐとスライダーを上手く組み立てることができた」(中川)と期待に応える投球で、7、8回を確実に封じ込んだ。
一方、打線は相手先発を攻略できない状況が続き、初回から4回まで無得点に終わる。流れが変わったのは5回の攻撃。織田(スポ2)の右二塁打で好機をつくると柴田(スポ3)に打席が回る。「谷本を援護するためにもチームのためにも自信を持って臨んだ」(柴田)。外角の直球をセンター前に運び、二塁走者の織田が生還。待望の先制点を奪った。6回には篠原(商3)が中安打で出塁し、「変化球が来ると予想した」(安藤・スポ2)と安藤がインコース低めのスライダーを上手く捉え、1点を追加する。 さらに7回にも、相手の失策で走者を進めると、篠原の中適時打でさらに1点を奪う。5回から7回にかけて1点ずつ着実に点を重ね、立命大をリードした。
最終回マウンドに上がったのはエースの望月(スポ3)。先頭打者を死球で出塁させると、制球が定まらず1死一、二塁のピンチをつくる。すると2死一、二塁から左適時打を放たれ1点を献上。その後も四球で満塁のピンチが続いたが、追加点を与えることなく抑え切る。「エースらしく3人で切るくらいのピッチングをしたい」(望月)と次戦への意気込みを語った。
優勝の行方はプレーオフにもつれ込む。遠ざかっていた優勝がまた近づいて来た。「最後は気持ちの勝負」(中谷・経3)。明日の最終戦、全員野球で勝利をつかみ取れ。(文責:金井莉子、撮影:伊藤愛梨)