TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
同志社 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 | 0 |
近 大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 |
令和6年度関西地区1次予選トーナメント大会
5月4日、兵庫医科大学鳴尾浜総合グラウンドで令和6年度関西地区1次予選トーナメント大会Bブロック準決勝が行われた。同志社は近大と対戦し、2-0で勝利。先発谷本忠が8回4安打12奪三振の快投を見せ、中谷組に勝利を呼び込んだ。
昨日の大勝から一夜明け、いまだ負けられない1次トーナメントを戦う選手たち。試合前には部員全員で円陣を組み、士気を高めゲームに臨んだ。
今日の先発を託されたのは谷本忠。「自分のできることをやるだけ」(谷本忠)と平常心を保ち、マウンドに上がる。初回こそ得点圏に走者を背負うも、その後は圧巻の投球だった。2回に三者連続三振を奪うと、ここから毎回の奪三振。散発4安打に抑え、近大打線に三塁すら踏ませなかった。「今日の投球は182点」(主将中谷・経4)。首脳陣も手放しで快投をほめたたえた。
一方の打線は、序盤に立て続けに絶好機を演出するも、得点を挙げることができない状況が続く。しかし5回に2死二塁の場面で岡田が左適時打を放ち、待望の先制点を獲得。「負けたら終わりの試合なので、1打席、1球に全力で行った結果だと思う」(岡田)。昨日、今日と合わせて5安打を放った3番打者の一振りで試合の主導権を握る。さらに8回、岡田の中安打を機に、好機をつくると相手のミスにより1点を追加。2-0とリードし、最終回の攻防を迎えた。
「リーグ戦の反省を踏まえた継投判断、そして前々からどんな展開であっても投げさせる予定だった」(中谷)。9回、谷本忠に代わり試合を締めるべくマウンドに上がったのは中曽。「緊張しながらも気迫を出せた良い投球ができた」(中曽)。先頭打者に安打で出塁を許すも、後続を併殺打で断ち切りピンチの芽を摘む。最後は威力十分の直球を武器に、遊ゴロに打ち取りゲームセット。2点差と緊迫した場面の中でも、見事な好救援を見せた。
「出ている選手がすごい集中してプレーしていた」(中谷)。ここまで危なげない試合展開を見せ、2試合連続の完勝。明後日に待ち受けるBブロック代表決定戦でも中谷組の野球を体現し、2次トーナメント進出を成し遂げろ。(文責:髙橋惇太、撮影:金井莉子)