準硬式野球部
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【準硬式野球部】接戦制し優勝へ望みつないだ

TEAM R H E
同志社
関大

令和6年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦
  10月6日、関西学院大学第2フィールド(兵庫県)で令和6年度関西六大学準硬式野球連盟秋季リーグ戦第4節2回戦が行われた。同志社は関大と対戦し、4-3で勝利。前半に奪ったリードを最後まで守り抜き優勝への望みをつないだ。
 1回戦で今季初黒星を喫した佐藤涼組。今日は序盤から打線がつながった。最初のチャンスが訪れたのは2回。先頭の佐藤涼(スポ3)の四球と杉本(理工2)の左安打で無死一、二塁の好機をつくる。続く安藤(スポ3)が送りバントを決めた。ランナーを二、三塁に置いた場面で打席が回ってきたのは中本(商1)。「ここで打ってチームの勝利に近づけたらなと思っていた」(中本)。狙い球として絞っていた変化球を捉えて先制打を放つ。「打った瞬間抜けると思って、二塁ランナーも帰ってくれと思っていた」(中本)。今季リーグ戦において攻守にわたって活躍を見せている1年生がチームに勢いをもたらした。

先制打を放った中本

 先発のマウンドを託されたのは西田(ILA1)。「力まずに、深く考え込まずにリラックスして投げることができた」(西田)と序盤から落ち着いた投球を続ける。先制点を挙げた直後の守りで同点に追いつかれるも、「2点取られたことによって、逆に肩の力が抜けた」(西田)。その後はランナーを背負いながら試合が進んだが要所を抑えるピッチングを見せた。

先発の西田

 試合はその後均衡した展開が繰り広げられる。流れが動いたのは8回裏。ここまで好投を続けていた西田が二死から連打を許し降板。谷本忠(社2) が代わってマウンドに上がる。2ストライクまで追い込んだが相手4番打者に4球目を捉えられた。外野の頭を越えるタイムリー二塁打を許し、差は1点まで縮まる。しかしその後はエースらしい投球で最小失点で切り抜けた。

連投した谷本忠

 最終回に点差を広げたかった同志社だったが代わった相手投手を攻略できず無得点で最後の守備を迎える。前の回から続けて投球した谷本忠は連投の疲れを見せず見事三者凡退に抑えてゲームセット。1点差の接戦をものにした。 

円陣を組む選手たち

「(勝利することができて)シンプルに嬉しい」(佐藤涼)。ここ最近相性の悪かった関大相手に前日の雪辱を果たし安堵(あんど)の表情を見せる。「1、2年生がプレーで引っ張ってくれた」(佐藤涼)と、今季リーグ戦で活躍を続ける下級生を高く評価。彼らの躍動は来週の同立戦での勝利において不可欠だ。今日の1勝で優勝への可能性を大きく残した佐藤涼組。待ち侘びた優勝の瞬間はすぐそこまで迫っている。(文責・伊藤愛梨、撮影・金井莉子)

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