令和6年度関西学生野球連盟ステップリーグ
11月16日、関西学院大学第2フィールドで関西六大学準硬式野球連盟ステップリーグ決勝戦が行われた。同志社は立命大と対戦し、3-6で敗北。立命大の安定した攻守に圧倒され、ステップリーグ3連覇とはならなかった。
先発のマウンドを任されたのは長野(政策3)。2死一、二塁の場面からセンターヒットを放たれ先制を許した。その後も四球が続くなど制球が定まらずに2点を献上。「雨のマウンドに対応できなかった」(長野)。初回に3点を失う痛い立ち上がりとなった。2回を無失点に抑えたが、3回の守りで先頭打者に四球を出すと、橋本(経2)にスイッチする。流れを切り替えたいところだが、レフト方向に飛んでいった打球は、外野手の失策でヒットになり追加点。しかしその後の打者をしっかり打ち取り最小失点に抑えた。
打線は好機をつくるも、つながりに欠ける試合となった。四球や失策で塁に出るも、1本が出ずに得点できない状況が続く。しかし、5回表の攻撃から流れが変わった。森川(スポ1)の適時打で1点を返し勢いに乗ると6回に谷本葵(経2)が左安打で出塁。井上(政策2)が四球を見極めると暴投もあり1死一、二塁のチャンスに。しかし、三振でアウトを1つ重ねられ2アウト。ここで糸永(経1)に打席が回った。センターに大きな当たりを運び2人がホームイン。好守備も光った糸永は「冬はバッティングをもっと強化して、春リーグ出れるように頑張りたい」(糸永)と気合い十分だ。
6回に橋本がホームランを放たれ、3点ビハインド。7回からマウンドに上がるのは浅野(スポ1)。10日の初登板では落ち着いたピッチングを見せた。今日も安定感抜群の投球で無失点に抑える。
試合も終盤に入り、反撃を図りたい同志社。しかし、単打ばかりが目立ち得点にはつながらなかった。反撃かなわずここで試合終了。ステップリーグ3連覇を飾ることはできなかった。冬の期間は各自でトレーニングに励み、来春に備える。春季リーグ戦では勝利に貢献する姿を見せてくれ。(文責:金井莉子、撮影:近藤真子)