2024年全日本学生スポーツ射撃選手権大会
10月17日から20日まで、能勢町ライフル射撃場(大阪府)で2024年全日本学生スポーツ射撃選手権大会が行われた。
3日目に行われた50㍍スモールボアライフル三姿勢女子のFINALには平野(商4)、野村(スポ2)が出場。膝射、伏射、立射の順で行われる。野村は合計384.4点で8位が決定。平野は3姿勢の合計398.2点でシングルショットの3発目を撃ち終えたところで4位決定となった。
続く10㍍エアピストル男女混合立射60発競技のFINALには吉村(スポ4)、内田(スポ1)が出場した。この競技は2つのシリーズにおいて制限時間250秒の中で5発ずつ撃ち、その後のシングルショット14発で順位が確定していく。吉村は合計95.5点、内村は99.7点でシングルショットに進んだ。吉村は2発目でベストショットの10.7点をたたき出す。8発目を撃ち終えたところで射座を去り、173.3点で5位が決定した。一方の内田は序盤から上位に名を連ねる。13発目を終え、順位が決まる14発目は相手・高田選手(東洋大)と同点となったためシュートオフに。会場は声援が飛び交い、拍手が起こる。結果、内田は10.0点、高田選手は10.5点を出し、内田は2位となった。
迎えた最終日。ビームピストル60発競技 FINALにて吉村が王座に君臨し、ルーキー内田が3位を獲得した。吉村は序盤から満点近い点数を連発。初めの5射で2位と約2点差をつけると勢いそのまま見事栄冠をつかんだ。ルーキーの内田は、10射まで高得点をだし2位に浮上するも中盤に失速。追い上げを図るも最終順位3位で終えた。表彰台では同志社の名前を連ねた。
続いて行われた10㍍エアライフル女子立射60発競技 FINALには村田(スポ2)と平野が出場した。強者が集う中、それぞれの強みを発揮。最終4位と8位で今大会を締めくくった。全員がほぼ10点を狙ったショットが連発。平野は10射で約102点を叩き出すも1位と約3点差でシングルショットに入る。点差を縮められず8位で銃を下ろした。一方、直前に行われた予選では調子が出なかった村田。FINALでは満点近い得点を獲得し、順位をあげると4位で幕を下ろした。
団体優勝は遠かったものの個人での成績が光った今大会。4回生にとって最後の試合となり引退を迎える。「先輩が託してくれた思いや、後輩たちの支えがあってやりきることができた」(岡部)。主将として役目を終えた岡部は満面の笑みを浮かべた。(青山由菜、古川亜依)