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【スキー部】5日間の激闘を戦い抜き、4種目で入賞果たす

第97回全日本学生スキー選手権大会

 2月15日から19日にかけて、花輪スキー場(秋田県)で第97回全日本学生スキー選手権大会(インカレ)が行われた。男子は2部昇格、女子は1部残留を目標にし挑んだ今大会。初日の雨天や少雪に負けず5日間を戦い抜いた。

 2日目・4日目に行われたアルペン男子3部の試合。西村一希(経4)が最後のインカレで9位入賞を果たした。2日目に行われたGS(ジャイアントスラローム)では、1本目の走行で転倒。2本目に進むことが出来ず悔しさを滲ませた。気持ちを切り替え臨んだ4日目のSL(スラローム)ではスピード感のある華麗な滑りを披露。2本目では更にタイムを上げ、見事9位入賞を決めた。1年間スキーから離れていた西村。誰よりも滑り込み、今大会を迎えた。「入賞は嬉しいが内容的には満足できるものでは無かった」と自身の滑りを冷静に振り返った。

華麗に滑る西村

 2日目・3日目に行われたクロスカントリー3部の試合。二宮太郎(文情1)が5キロメートルフリー、10キロメートルフリーの2種目で4位入賞を果たした。序盤から果敢に攻め、トップ集団に食らいつく滑りを見せる。しかし、上位3人との差を詰めることができず、惜しくも表彰台に届かなかった。課題の筋力アップに努めて臨んだ初インカレ。「全関では優勝したい」と意気込んだ。

懸命に滑る二宮

 勝負の5日目。残す種目はクロスカントリー女子1部リレーのみとなった。1部残留がかかった大一番。最終レースを控えた前日のミーティングでは、チーム同志社で戦い抜くことを誓い合い士気を高めた。第1走者を任されたのは近藤さくら(商2)。勢いよくスタートすると、中盤でも上位に食らいつく。強豪集う関東勢に肉薄する5位で青谷夏凜(商3)へバトンを渡した。笑顔で走り出す第2走者の青谷。前を追い、坂を軽快に登り始める。堅実に走り5位をキープ。最後は倒れ込むほどに力を出し切った。アンカーを務めたのは主将の渡邉なな(商4)。滑り出し早々、前を行く法政大学を捉える。その後も連日のレースの疲労を感じさせない力強い走りを見せ、目標の4位フィニッシュ。1部残留を決めた。レース中は真剣な面持ちを見せていた渡邉だったが、ゴール後は近藤と青谷に迎えられ、うれしさから笑みを浮かべた。

近藤からバトンを受け滑り出す青谷

 暖冬の影響で厳しいコンディションながら、持てる力を十分に発揮した今大会。全員が秋田の地で躍動した。次に控えるは3月に開催される全関西。インカレで得た収穫と課題を手に、関西の頂点を目指しひた走る。(文責・撮影:矢部彩香、金井莉子)

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