4月16日、武庫川女子大学(兵庫県)において第54回春季関西学生ソフトボールリーグ戦が行われた。武庫川女大相手にチャンスをものにして先制点を奪うと、最後までリードを守り切り白星を獲得。開幕4連勝を飾った和田組は、春季リーグ戦優勝に向け再加速する。

　春季リーグ初戦から着実に勝利を重ね、勢いに乗る同志社。リーグ戦を全勝で終えるべく、気合い十分で武庫川女大戦に臨んだ。初回は両者得点を獲得できず、迎えた2回表。伊藤が左中間を抜ける二塁打を放ち好機を演出するも、得点に結びつけることはできなかった。この日、先発を務めたのは主将の和田。「一戦必勝で行こう」(和田)。前日に行われたミーティングでチームの士気を高め、今試合でも安定感のあるピッチングを披露。2回裏では守備でのミスにより得点圏にランナーを進めるも、落ち着いた投球でピンチを切り抜けた。なんとか先制点を奪いたい3回表。四球で出塁した前納(社3)が江濱(スポ1)と眞嶋(スポ4)のヒットで3塁へ。絶好のチャンスに観客の熱い視線が集まるも、待望の先制点獲得とはならなかった。

　互いに攻めあぐねる苦しい展開が続く中、5回表で同志社が見せた。江濱の二遊間を抜けるタイムリーから、鈴木(社3)が持ち味の俊足を発揮しホームに生還(1-0)。勝負どころで放たれた力強い打球に、この日1番の歓声が沸き起こった。その後一時危ない場面も見られたが、継投で登板した入口(社2)と櫻田(スポ2)が普段通りの投球で窮地を打開。さらに高浜(スポ4)や眞嶋など、頼れる野手陣の好守備も光り、1-0で勝利を収めた。

　「初めてのリーグ戦なので自分ができる最高、最低限がしっかりできて、チームの勝利に繋がればいいかなと思います」(江濱)。上級生の活躍はもちろん、新たにチームに加わった1年生の活躍も目覚ましい。新戦力を迎え、さらなる進化を遂げる和田組。全勝優勝で春季リーグ戦を締めくくるべく、一戦一戦確実に勝利をつかみ取る。(文責：小野理紗、撮影：城山歩美)

　
【スターティングメンバー】

1眞嶋(中)
2高浜(三)
3日紫喜(右)
4生駒(一)
5小笠原(遊)
6伊藤(DP)
7鈴木(二)
8前納(捕)
9江濱(左)

【バッテリー】
和田－前納　入口－前納　櫻田－前納