第54回秋季関西学生ソフトボール選手権大会
９月24日、大阪青山大学北摂キャンパスグラウンド（兵庫県）において第54回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦が行われた。４戦目のこの日、鈴木組は大阪国際大と対戦。延長９回にまでもつれ込む激戦を繰り広げたが、最後まで気を抜かずに試合を制し、開幕４連勝を果たした。
試合が動いたのは２回。先攻の大阪国際大に１死二、三塁の場面から中適時打を浴び、先制点を許したが、その回裏には先頭の妹尾（スポ１）が右安打で出塁すると、１死三塁の場面から大久保（スポ２）の一打によってホームに生還。すぐさま同点に追いついた。
ハイタッチする選手たち
その後は拮抗した試合が繰り広げられた。
投げては先発の林（スポ１）、３回途中からリリーフした櫻田（スポ２）が力投し、凡打に打ち取るピッチングで相手打線を抑え続けた。
一方打撃は、得点圏にまでランナーを進めるものの、あと１本がなかなか出ない。もどかしい展開のまま７回が終了し、試合は延長タイブレークに突入した。
迎えた９回、１死三塁のチャンスで打席に入ったのは生駒（スポ３）。「ここで絶対に打たないと」（生駒）と強く意気込み、バットを構えた。初球のストレートを捉えた打球は内野適時打となり、勝ち越しに成功。２時間近くにわたる大熱戦を２―１で制した。
「４番としての役目を果たせていなかったので、最後に打てて本当に良かった」（生駒）。殊勲の一打を放ち、４番のプライドを見せつけた。
新チーム始動後間もなく開幕した秋リーグで、４連勝を果たした鈴木組。和田組から引き継いだ明るいプレースタイル、そして新チームならではの溢れるチャレンジャー精神を武器に着実に勝利を重ねている。
「来週も厳しい戦いが待っていると思うが、どんな形になってもなんとか勝ちにいきたい」（鈴木）。常に勝利に貪欲な鈴木組。次戦はどんな戦いを見せてくれるのか、彼女たちのさらなる活躍に期待がかかる。（撮影・文責：城山歩美）
