第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦
10月20日、神戸学院大学第5グラウンド(兵庫県)で第56回秋季関西学生ソフトボールリーグ戦対立命大戦と神戸学院大戦が行われた。同志社は立命大戦で7-0と快勝し、神戸学院大戦では打線がつながり5-1で勝利を収めた。秋季リーグ戦の最終結果は4勝1分と11年ぶり1部優勝を果たし、今期を笑顔で締めくくった。
「1戦目の入りを大切にした」牧(商3)。初戦は立命大戦。先発を務めたのはエース高橋。初回から三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せた。「ストライクとってテンポ良く投げることを意識した」高橋(商2)。3.4.5回では出塁する隙すらあたえない無失点投球を披露し、立命大打線を完璧に封じ込んだ。6回に今試合1安打を許すも好投で切り抜け完封勝利を果たした。
攻撃では、1回、先頭打者の藤井が本塁打を放ち、チームに大きな流れをもたらす。「真ん中にボールがきたので切り抜けたかなって思って、流れを作れた。」藤井(スポ2)。2回では相手投手の四球が続き2点を追加。藤井、高橋が安打を放ち二死満塁の好機を演出すると暴投により藤井が生還。この回一挙3得点を挙げた。「序盤から優勢に立てて、バッティングと守備がうまくいった」(牧)。続く3回ではまたも四球が絡み、さらには藤井の適時打により2点を追加。
迎えた5回では藤井が本日2本目となる本塁打を放ち、7‐0でコールド勝ちを収め試合が終了した。
2戦目は神戸学院大戦。「全力で挑んだ」(牧)。先発した高橋は6回まで力投を続け相手に得点を許さなかった。しかし、最終回で安打を放たれ、盗塁で進塁を許す。その後犠打で一死三塁のピンチを招き、そのまま防ぐことができず1点を献上した。
一方の打線では、先頭打者の藤井が本塁打を放ち先制に成功した。2回では、大西、上野が安打で続き一死二、三塁のチャンスを作る。打席に入ったのは辻。セカンドゴロに倒れたが、その間に大西が生還。二死、三塁、ここで追加点の好機で打席に立つ牧は、センター前にタイムリーヒットを放ち、この回2得点目を追加点した。
「ここ2週間追い込んできたのでボールが入ってくれてよかった」(藤井)。5回では藤井が2本目の本塁打を放ち、6回でも上野の本塁打で神戸学院大を圧倒し5‐1で試合終了。「打線がつながって守備もピンチを切り抜けられた」と主将の牧が試合を振り返った。
9月に行われたインカレで準優勝という快挙を成し遂げ、今秋季リーグ戦でも優勝を果たした同志社ソフトボール部男子。「同志社の歴史に刻めて嬉しい」(牧)。試合後の選手は満面の笑みを浮かべ、全員の表情は清々しく堂々としていた。次に控える春季リーグ戦に向けてソフト部の快進撃は止まらない。(小野里律子)
スタメン
1 藤井(三)
2 高橋(投)
3 西(左)
4 石田(DP)
5 山本(右)
6 大西(一)
7 上野(捕)
8 辻(遊)
9 牧(ニ)
FP 高井(中)