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【ソフトテニス部】春季リーグ戦 男子部優勝、女子部3位入賞果たす

令和6年度関西学生ソフトテニス春季リーグ戦

 5月3、4日に令和6年度関西学生ソフトテニス春季リーグ戦が行われた。1部リーグで2位になれば、6月に行われるソフトテニス全日本大学王座決定戦の出場権が獲得できる今大会。女子部は1部リーグ3位という結果を残すも、出場権を後一歩で逃したが、男子部では優勝を飾り昨年に続く2連勝の快挙を果たした。

返球をする高岡(経4)

 女子部では、1日目強敵関大に敗北するも、立命大、関西国際大に勝利を収めた。2勝1敗で迎えた2日目、初戦には神戸松蔭女大との対戦。昨年の王者に1戦目に出場した馬渕(スポ2)・高岡ペアが奮闘を見せた。相手に1、2セットを連続で奪われるも自分たちのペースに持ち込み3、4セットを奪い返す激戦。その後両者とも、リードを許すことなく、ファイルセットに持ち込まれた。拮抗(きっこう)した戦いはまだ続き、G6-6でデュース。相手のコースを狙ったレシーブが決まり先制点を許すも、同志社の粘りを見せつけ長いラリーの末相手のミスを誘い出し再びデュースとなった。好機をつかんだ同志社はそのまま鋭い高岡のボレーが決まり、4-3で勝利。難敵相手に勝ち点を獲得した。しかし、昨年王者への勝利への壁は厚く、続く2戦はそれぞれ1-4、0-4で敗北。残すは天理大との戦いとなった。この時点で3位が確定した同志社。天理大に勝ち、3勝2敗で現在暫定2位である関大と並ぶ。第5戦での戦いがソフトテニス全日本大学王座決定戦への切符を賭けた戦いとなった。


 1戦目には同じく馬渕・高岡ペアが出場。彼女らの勢いは止まることなく、4-1で相手に圧倒的な強さを見せつけた。続く2戦目には岸浦、3戦目には堀(経1)・白鳥(スポ3)ペアが出場。どちらもファイナルセットまで持ち込む接戦となった。

ボールを打とうとする岸浦(商3)

 岸浦は1セット目をストレートで奪うも、相手の意地を見せつけられシーソーゲームが繰り広げられた。3-3でファイナルゲームに持ち込まれると、ここでも一進一退の攻防が続く。一瞬の油断も許されないマッチポイントの場面で、コースの読んだレシーブはラインギリギリでイン判定を得ると、相手が球に追いつけず接戦を制した。ここで3勝2敗となり関大に並ぶも、同時に行われた関大対神戸松蔭女大との対決で、関大が勝利したため同志社の3位が決定した。

 あと一歩でソフトテニス全日本大学王座決定戦への切符を逃した同志社。主将高岡は、昨年の結果(3位)を超えられなかったことへ悔しさを滲ませた。次に待ち構えるのは西日本インカレの大舞台。真価を発揮して、難敵相手に一歩一歩確実に勝利をつかみ取る。

ボールを打とうとする林(社4)

 男子部の1日目は、強敵関学大との対戦から幕を開けた。大事な1戦目を託されたのは沼尾(文情4)・長根(スポ2)ペア。ファイナルゲームまでもつれ込む接戦となるが、沼尾の強打や長根のバックボレーが要所で冴え勝利する。しかし、2戦目の林(社4)・滝瀬(商4)ペアはサーブで崩され敗北。関西シングルス優勝者・近藤と対戦した新星の清水(商1)も3戦目を落とし、あとがなくなった。流れを変えたい同志社。4戦目で4月の関西六大学個人戦を制した佐藤(経2)・宇都(文情1)ペアが躍動する。カットサーブで相手を崩すと、すぐさまダブル前衛へ。ネット際のボールをスマッシュする攻撃型の布陣で得点を重ねていき、G4-2で勝ちを収めた。迎えた運命の5戦目。ここで登場したのは期待の1年生塚本(スポ1)と百戦錬磨の大原(経4)ペア。塚本が安定したフォアハンドでラリーの主導権を握り、甘いボールをすかさず大原が仕留める。勢いそのままG3-1とリードするも2ゲームを連取されてしまい、ファイナルゲームへ突入。序盤から塚本のファインプレーもあり5ポイント連続で奪い優位に立つと、最後は大原が雄叫びとともに強烈なボレーで試合を決めた。この結果、3-2で同志社が関学大に勝利。大事な初戦で一勝を手にした。波に乗った同志社。2試合目の立命大に5-0で快勝、3試合目の関外大にも4-1で勝利し1日目を全勝で終えた。

喜びをあらわにする選手たち

 2日目の4試合目は昨年の秋リーグを制した関大との対戦。1戦目の沼尾・長根ペアがG4-1で勝利するも、2戦目で佐藤・宇都ペアがG0-4で敗北してしまう。ここで流れを変えたのが3戦目で登場した清水。バックハンドが決まらず1ゲーム目こそ落とすも、2ゲーム目からは圧巻の修正力を見せつけた。「(1日目に対戦した関学大の)近藤選手のとき打てなかった。その後は自分から打って、前に詰めて決められるようにした」(清水)。コーナーに打ち分け、前後に相手を翻弄。コーナーにも強打を決めていき、4ゲームを連続奪取。G1-4でこの対戦をものにした。4戦目には林・仲村(社2)ペアが登場。後衛のラリーが続く、我慢の戦いとなった。「攻めるのを意識して(得意な)レシーブで、 自分から仕掛けてリズムをつくれた」(仲村)と強気に挑み、G4-2で勝利。続く5戦目はG4-0で塚本・大原ペアが快勝し、関大に対し4-1で勝ちを収め、この時点でリーグ優勝を決めた。
 リーグ戦最後の試合となった天理大との対戦は2-3で惜しくも敗北してしまうが新戦力と経験豊富な上級生の活躍により、昨年に続き春リーグ2連覇を飾った同志社。この結果、2位までの大学に与えられる大学王座決定戦への挑戦権を手にした。次は全国の舞台で力を試す。「目標は優勝。去年関東優勝の明治大学に負けて3位になったので、日本一が取れるよう頑張っていきたい」(林)と決意を新たにした。


 気温が30度近くとなる中、2日間熱戦を繰り広げたソフトテニス部。男子は目標としていた優勝、女子は3位入賞を果たし、幸先の良いスタートを切った。今大会後は再来週に控える関西ダブルスに向け練習することとなる。圧倒的な強さで、関西での地歩を築いていけ。
(文責・撮影:白川愛梨、矢部彩香)

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