11月26、27日に同志社今日田辺キャンパス(京都府)で令和4年度関西六大学リーグ戦が行われた。女子部はリーグ3位、男子部は念願の優勝を果たし、今年最後の大会で有終の美を飾った。
女子部は1戦目、立命大と対戦。9月に行われた秋季リーグ入替戦で勝利した相手と2戦がファイナルゲームにもつれ込む接戦を繰り広げるもあと一歩届かず、リベンジを許す格好に。1-2で黒星発進となった。2戦目は神大・京大の合同チーム相手に3-0、3戦目は秋季リーグ1部優勝の関大に0-3と1勝2敗で最終4戦目、関学大戦に臨んだ。
松橋・高岡ペアは木原・平岡ペアと対戦。身長差のある実力者相手に「自分がやりたいようにできた」(松橋)というプレーで流れをつかみ、最後は力強いショットで試合を締めた。(G4-2)
多田・廣江ペアは高橋・西村ペアと対戦。ファイナルゲームでデュースとなった接戦を、ライン際への鋭い返球など連続得点で勝ち切った。多田は「覚悟を決めていたこともあり気持ちの面で吹っ切れた」と快心のプレーを振り返った。(G4-3)
最終白鳥・田村ペアもチームメートの声援が集まる中、ファイナルゲームまでもつれ込む展開を制し(G4-3)、3-0で最終戦の勝ち星をつかみとった。
女子は全4戦を終え2勝2敗3位。秋季リーグ1部2位の関学大相手に3-0で勝利したことは、来季昇格が決定している1部リーグ戦への好材料だ。
男子部は1戦目神戸大と対戦。5ペアがテンポよく相手から勝ち点を取り5−2で勝利し、好調の出だしを見せた。2戦目は京大相手に7ペア全てが勝ち星を挙げ7−0で完封。
3戦目は立命大と対戦した。3−3の激戦を繰り広げ、試合の命運は高田・藏座ペアに任される展開となった。先制点を相手に与えると、1セット目をストレートで落としてしまう。しかし、2セット目では相手の勢いを崩し、4−1でセットを奪った。続く3セットでは全てのセットをデュースまで持ち越す接戦となった。同志社は粘りを見せ3セット全て制し、G4−1で勝利。4−3で立命大を下した。
4戦目は関学大と対戦。林・大原ペアがG4-0でストレート勝ちし、チームを勢いづけると続く吉根・藤久ペアもG4-0で勝利した。その後順調に沼尾・武松ペアも白星を挙げた。しかし、続く3セットを相手に譲り、再び高田・藏座ペアが勝利の鍵を握った。結果、G4-1で勝利。4−3で今年度の秋季リーグ優勝を飾った強豪を下した。
5戦目は関大と対戦。1ペア目の雑賀・滝瀬ペアは2セット連続で落とすも、ファイナルゲームまで試合をもつれ込ませた。しかし、相手の隙を突くスマッシュに翻弄され、G3-4で黒星を飾った。続く、吉根・藤久ペア、楠山・土居(拓)ペアともにG3−4で、敗北。吉根・藤久ペアは今大会初の黒星を飾った。林・大原ペア、高田・藏座ペアは今試合でも相手を下し、今リーグ全勝。しかし、関大には3−4で唯一の黒星を飾った。
「全体としては1回負けたんですけど、まずはいい形で今年度終われたかなと思います。」(高田・生命3)と、優勝の喜びを見せた。主将藤久は「オフ明けて半年間時間があるのでその間で、練習に打ち込みたい。今回、関西優勝しましたけど関西で一番力があるかと言われるとそういう訳でもないと思うので、本当に一から底上げしていって日本一を目指したいです。」と、チームの実力を冷静に判断し、来年の目標を掲げた。今後は今大会で実感した改善点を見直し、来季のインカレ団体優勝に向けチーム一丸となって取り組んでいく。
(文責:林快人、西村姫乃 撮影:西村姫乃)