スピードスケート部
HEADLINE

【スピードスケート部】実力者揃う関学大に完敗

 12月16日、神戸市立ポートアイランドスポーツセンター(兵庫県)で第70回同志社大学対関西学院大学アイススケート定期戦が行われた。ショートトラック競技とフィギュアスケート競技の合計得点を競い、関学大が総合優勝。同志社はショートトラック競技で得点を稼ぐことができなかった。

 強い寒気の影響で関西地方も冷え込む中、70回の歴史を誇る同関戦が開催された。

「関学の選手に全敗してしまったので悔しい」(田中・スポ3)。全種目で関学大の後塵を拝す結果に終わり、フィギュアスケート競技開始前に関学大の総合優勝が決まった。

第1種目1500㍍女子には中川(経3)、杉本(スポ1)が出場。中川は全日本インカレ3冠を達成した長森(関学大)ら先頭2人に食らいつく。しかし、レース終盤にかけて徐々に離され3位。杉本は大きく離され4位に終わるも、現状の持ち級数では上位大会で勝負することができない大学トップレベルの選手と競い合う収穫を得た。

 第2種目1500㍍男子には主将梅村(スポ3)、吉森(文3)の2名が出場。対する関学大は今季全日本ジュニアで2冠を達成した三好ら2名が、スタートから引き離しにかかる。同志社の2選手との差は瞬く間に広がり、周回遅れ。吉森が3位、梅村は4位でフィニッシュした。

 第3種目の500㍍女子。同志社からはエース田中、名取(法3)が出場した。「関学大の選手とはいつも一緒に練習しているのでリンク内で話したり、一緒に陸トレする仲」(田中)。同組は非公式ながら1500㍍で日本記録越えのタイムを持つ上田(関学大)や中山(関学大)など実力者が揃う。同志社は頼みの綱である田中に苦境打開を託した。

勝負のスタートで内側から主導権を握りにかかるも、阻まれ前に抜け出すことができない。終盤まで一団となりレースを進め、一時は2位に浮上するものの3位でフィニッシュ。「今季は靴の不具合もあり調子は良くないが、成績自体は悪くない。次の国体に向けて頑張りたい」(田中)。その後の500㍍男子、1000㍍女子・男子も関学大に後れを取り、全種目で3位・4位。関学大の圧倒的な実力を目の当たりにすることとなった。

 スケートシーズンもいよいよ終盤に差し掛かる。1年間鍛え上げた成果を発揮し、自己ベスト更新に向け1秒を削り出せ。(髙橋惇太)

ページ上部へ